2025.11.14
2025年11月13日モーニングセミナー
第710回 経営者モーニングセミナー
講師:山形市中央倫理法人会 会員 (有)啓光 取締役社長 松田幸雄氏
テーマ:「役を受ける」
ブログをご覧の皆さま、こんにちは!
本日のモーニングセミナーは,当会の会員さんで(有)啓光 取締役社長 松田幸雄氏よりご講話いただきました。
参加できなかった会員様、入会を検討している未会員様に講話内容を通し倫理の魅力を少しでも感じていただけたらと思い、講話内容と私の感想を添えた形でお伝えします。

プロフィール 1954年5月18日生まれ71歳。妻・孝子さんと2人暮らし
大学卒業後、1977年山形市内の電気工事会社に入社し約15年勤務。その後エンジニア派遣業のフォーラムエンジニアリングへ入社。1994年11月に(有)啓光を設立、取締役社長。2016年11月サロン モイステーヌSalon・Lupinusを孝子さんと設立
倫理歴 2016年3月山形市中央倫理法人会入会、2019年9月山形市中央倫理法人会事務長、2021年9月山形県倫理法人会事務長、2023年9月山形県倫理法人会幹事長、2025年8月幹事長退任。

大学卒業後、現場代理人として建設現場で働いた。22歳頃から勤務し、10年ほど経つと仕事に慣れ、生意気になったと振り返った。20〜30人規模の会社で、自身が一番の働き頭となり、「俺がこの会社を支えているんだ」と考えるようになっており社長に給料アップを交渉したが、応じてもらえなかった。ある現場で「俺がいなかったら困るだろう」と考え、ずる休みをした。しかし、こっそり現場を見に行くと、何事もなく仕事が進んでいた。この経験から、自分の存在は「思い込み」であり、組織は一人がいなくても回るように作らなければならないと学んだ。その後5年間は一生懸命働いた。電気設備工事は設計図を忠実に再現する仕事だが、経験を重ねるうちに「俺だったらこうやるのに」という改善点が浮かぶようになった。工事の前段階である設計の仕事に魅力を感じ、15年勤めた会社を辞める決心をした。
その後、エンジニア人材派遣会社「フォーラムエンジニアリング」に入社。当時はまだ珍しい業態だったこの会社で、大手企業のユアテックなどに出向し、大企業の状況を学んだ。2年ほど勉強した後、40歳の時に独立。(有)啓光を設立し、おかげさまで30年ほど続いている。
事務長2年・幹事長2年と県の役員を4年間務めた際、週の半分以上が倫理法人会の業務に割かれ、仕事をする時間がほとんどなかった。しかし、不思議なことに売上は変わらなかった。これは、限られた時間で集中して効率よく仕事をするようになったからだと思っている。8月に役職を退いてからは、一つの仕事にじっくり時間をかけて取り組むことの楽しさを改めて味わっている。モーニングセミナーへの参加も、以前は週3回だったが、現在は9月以降で6回目となり、生活が大きく変わったと感じている。
もう一つの仕事として、サロン「ピアス」を経営している。メインで運営しているのは奥様の孝子さん。「モイスティーヌ」というメーカーの製品を扱っており、「素肌が変われば人生が変わる」をテーマに、カウンセリングを通じて一人ひとりの肌状況に合わせた手入れを提案している。すっぴんで外出できる喜びを提供することを目指している。この仕事はメーカーのライセンスが必要で、ゴールドライセンスとシルバーライセンスがある。松田氏もシルバーライセンスを保有しており、肌の手入れに関するアドバイスが可能。

趣味はゴルフだった。電気工事会社を辞めた後、テレビで見た「フジサンケイクラシック」の開催地である川奈ホテルの富士コースでプレーしたいという思いからゴルフを始めた。フォーラムエンジニアリングで山形駅ビルの内装管理室の仕事をした際、打ち上げで川奈ホテルに行く話が持ち上がった。1年かけてゴルフを練習し、打ち上げで念願の川奈ホテルへ。1日目は大島コース、2日目に富士コースを回り、名物の17番ホール(砲台グリーン)でプレーした。プロのようにワンオンはできなかったが、夢が叶ったことで満足し、ゴルフはすっぱりやめた。
ゴルフの次に始めた趣味が釣りである。ゴルフと違い、獲物を持って帰れるため、家族に喜ばれる。他に「大気象理学」とも呼ばれる気学を学んでいる。これは地球の大自然の流れを読む学問であり、これにより「過去は変えられないが、運は変わる」ことを知った。倫理法人会に入ってから座禅を始めた。毎週日曜日に実践しており、「週に一度のリフレッシュ」となっている。
また、断食も実践しており、健康的であるだけでなく、五感が復活する効果があると語った。特に松田氏は嗅覚が鋭敏になり、断食後は遠くのタバコの匂いまでわかるようになる。
2016年に布施富将相談役の勧めで山形市中央倫理法人会に入会した。その際「土屋さんという方がいる。ぜひ土屋さんと一緒にやってもらいたい」と言われたことを今でも覚えている。その後、土屋会長時代に事務長をさせてもらい大変感謝している。
入会当初は怪しい会だと思った。この正体を知るため毎週モーニングセミナー参加し、富士研にも参加。富士研での体験は非常に大きなものであった。考え方とか、倫理に対する心構え、すべてわかったような気がした。倫理の教えを深く理解するきっかけとなった。富士研から帰ると、幹事に任じられ翌年から2年間、モーニングセミナー皆勤した。3年目も継続を目指したが、12月27日の木曜日に大雪に見舞われ、出勤前の雪かきを優先したため、一度だけ休んでしまった。結果的に3年間の皆勤は達成できなかったが、ほぼ3年間続ける中で多くのことを学んだ。
その後、県役員を拝命した4年間で「倫理とは」を私なりに学べた。倫理法人会の母体は「一般社団法人倫理研究所」という社会教育団体である。この研究所の活動には、大きな二つの柱が存在する。
① 倫理法人会: 企業の経営者などが所属する組織。
②家庭倫理の会: 一般の個人会員が所属する組織。
家庭倫理の会は「おはよう倫理塾」として知られ、毎朝5時から活動している。朝起きる習慣を身につけたい人にはこちらの会への参加をお勧めしますとのこと。松田氏も、小松前県会長に勧められて「おはよう倫理塾」に参加し、「100日間毎日来い」という指導のもと百日実践を達成し、完全な朝型人間になった。
倫理法人会の活動目的はすべて「倫理法人会憲章」に記されている。
・真の健康を得たい人: 「栞」を基にした規則正しい生活を通じて健康を目指す人。
・自己革新を図りたい人: 「自分が変わらなければ」と考えている人。
・経営力を高めたい人: 「心の経営」を目指し、より良い会社を作りたい人。
・ネットワークを拡げたい人: 人々のネットワークを拡げたい人。
・業績を上げたい人: 「健全な繁栄」を通じて会社の業績を向上させたい人。
・世の中を良くしたい人: 「地域社会の発展と美しい世界づくり」に貢献したい人。
憲章には会員心得も記されている。
1:喜びの人生を創造します=ワクワクドキドキする人生を目指す。
2:約束を守り、信頼の輪を広げます= 信頼関係の構築を誓う。
3:人を愛して争わず、互いの繁栄を祈ります= 人間関係の改善を目指す。
4年間の活動を経て、この憲章に倫理法人会のすべてがこの倫理法人会憲章に込められていると改めて感じた。

倫理法人会には「役を受け、役を知り、役を超えない」という言葉がある。当時方面担当だった寺嶋研究員にこの意味を尋ねた際の逸話を紹介した。
ある単会の副会長の話をした。副会長に2年間の任期中の労をねぎらった際、何が一番大変でしたか?の問いに「毎週、会長挨拶を考えることが大変だった」と。その副会長は会長が万が一欠席した場合に備え、毎週欠かさず会長挨拶の原稿を準備していた。発表する機会がなくとも、与えられた役職の本来の責任を理解し、見えないところで努力を続けていた。寺嶋研究員は、これこそが「役を受ける」ということだと語り「役を受け、役を知り、役を超えない」こと実感した。
倫理法人会では、自ら「役をやりたい」と手を挙げる人には、役職は回ってこない。役職の話が来た時、それは自分にとっての「好機(チャンス)」であると捉え、快く引き受けることが大切である。 役職は一つずつ階段を上っていくようなもの。指導役や先輩方に教えを請い、その役に徹することで、一歩一歩確実に自己の成長につながる。「役を受けて一つ上の世界に行きましょう」
終
講話を聴いて
冒頭、山形県倫理法人会、特に山形市中央倫理法人会への深い感謝から始まり、ご自身のキャリアや多彩な趣味を通じて得た人生哲学を話してもらいました。電気工事会社での経験から得た組織論、設計への情熱、そして独立後の仕事観を語り、倫理法人会への入会・役員活動が仕事の効率化、人生の大きな変換点につながったことを明かしてもらいました。
さらに、県役職時に倫理法人会が「一般社団法人倫理研究所」を母体とする社会教育団体であること、その組織構造、会費の使途、そして活動の根幹にある「倫理法人会憲章」の理念で感じた事を詳細にわかりやすく解説してくれました。またモーニングセミナーにおける作法の意味を解き明かし、参加者全体の理解を深める提案も行ってもらいました。
最後に、「普及」(その価値を広く知らせる活動)と「会員拡大」(具体的な入会社数)の違いを明確にし、役職を引き受けることの真の意義を強調されました。役職とは、与えられた役割を深く理解し、見えない努力を重ねることで新たな自分を発見し、自己を成長させるための絶好の機会であると教えてもらいました。もっと話題があったのでしょうが時間が限られている中で講話を通して、松田幸雄氏の実直な人柄と、経験から学ぶ姿勢、そして倫理法人会の活動に対する深い理解がうかがえる内容でした。

県要職時代はほとんど笑顔を見なかったと記憶しておりますが…本日も含めたくさんの笑顔と、当会を応援してもらっていることはしっかりと伝わりました。そして大変勉強になりました。今後の役職者活動・倫理活動に活かしてまいります。
松田幸雄さん、本日は大変貴重なご講話ありがとうございました。
それでは皆さん、本日も彩りのある1日にしてまいりましょう!
本日のモーニングセミナー参加人数:25名
次回のご案内
11月20日(木) 6:30~ 山形国際ホテル6階
講師:一般社団法人 倫理研究所 法人局 法人スーパーバイザー
㈱黒姫和漢薬研究所 代表取締役社長 狩野土(かのうはかる)氏
テーマ:顧客創造と純粋倫理
本ブログの講話内容記載で誤り等がある場合は、HPお問い合わせ又は事務局
ycrinri@gmail.comまでお申し出ください。

