会長ブログ

2025.10.25

2025年10月23日モーニングセミナー

第707回 経営者モーニングセミナー
講師:一般社団法人倫理研究所 法人局 法人スーパーバイザー
㈱フィディア 取締役会長 福井 龍介氏
テーマ:「やるときは、ひとつずつ」

 

ブログをご覧の皆さま、こんにちは!
本日のモーニングセミナーは、一般社団法人倫理研究所 法人局 福井龍介法人スーパーバイザーよりご講話いただきました。
参加できなかった会員様、入会を検討している未会員様に講話内容を通し倫理の魅力を少しでも感じていただけたらと思い、講話内容と私の感想を添えた形でお伝えします。

 

本日のブログは、会長挨拶後にお仕事の関係で会場を後にされた大江会長に代わりまして、副会長佐藤友昭が担当させて頂きます。

 

[会長挨拶]
会長挨拶では、山形の秋がいよいよ深みを増した。世の中では政治やスポーツも活性化し、自身が学生時代頑張っていた体操競技もインドネシアで世界大会が執り行われています。当時の仲間がコーチや審判になり、連絡を取り合う中で、仲間との話は仕事や活動の活力になる。そんな関係性を大事にしていきたい。
今週の万人幸福の栞の輪読である8条では明朗、愛和が記されている。そんな明朗、愛和、喜動を大切にする事を日常の中で私自身も気をつけている。相手にも自分がされて喜ぶ事を、他の方にすることにより、自分の心も整う。今後も皆さんと一緒に倫理を勉強していきたい。というご挨拶でした。

 

 

[会員スピーチ]
続いて、山形市中央倫理法人会の会員であります(有)三沢ゴム工業所の三澤直美氏より会員スピーチがありました。
13年ほど前に入会したが、登壇するのはかなり久しぶり。女性委員や普及拡大委員などを歴任。その後、子育てが終わると介護などもあり、今の所、役員はお休みしている。しかし、大好きな倫理のモーニングセミナーには毎週参加している。最近の出来事として、今年は不動産に振り回される年。介護の為主人の実家に戻る。そんな時に不動産に関わる問題が出てきた。当初安直に考えていたが、交渉は難しかった。それでもなんとか交渉をして、今はやっと安心できる日々になった。もうひとつは、三澤直美さんの実家であるひたちなか市に住むお母様が去年、空へお帰りになった。当初実家の売却のみだったのが、墓仕舞いも加わる大事となる。様々な事を関係各所に相談し、勉強させてもらった。そんな中、姉と一緒に様々な意見や横槍を、とにかく『やりきろう』と問題を乗り越えた。今は山形で姉との生活を満喫し、今後も見守っていきたい。
そんなここ最近の毎日ですとの事。

 

 

[講話者プロフィール]
法人スーパーバイザー
プロフィール:
1991年3月、岡山県岡山市倫理法人会入会(山陰になかった為)。1998年鳥取県準倫理法人会開設、鳥取県倫理法人会幹事長、米子市倫理法人会会長を歴任。2005年より3年間鳥取県倫理法人会会長を務める。2000年、法人レクチャラー、2006年、倫理経営インストラクター、2013年より法人スーパーバイザー就任。2016年、倫理17000認定。

 

[講話]
現在(株)フィディア取締役会長。1級建築士。父と母が創業し64年目となる。元々福井工務店として公共工事を主として建設業を営む。
自身が40歳の時にホームデコというエクステリアやリフォーム等を手掛ける新事業を始める。社員50名中33名が女性という業界では一線を画す会社。年商13億。

 

米子高専の建築科を卒業。竹中工務店入社。150億の再開発等を手掛ける。母の病気の為帰郷する。何をやっても上手くいかない30代を過ごす。父の勧めもあり東京での研修を受ける。その時の講師が薄衣佐吉公認会計士事務所の薄衣氏だった。実は薄衣氏は丸山敏雄創始の直弟子であった事を後に知る。そこで、倫理法人会と出会い現在に至る。何も上手くいかない30代の自分を変える為、父である社長に直談判。40代で社長になる。その時にホームデコ事業を立ち上げる。

新事業立ち上げ時、藤田さんというコンサルタントを雇う。箇条書きで会社の問題を書き出す事となる。「1年前も問題だったのはどれですか?」の問いに、「全部です。」の答え。そして、目から鱗の答えが返された。禅問答の様な答え。「あなたが問題なのは、今問題がある事が問題では無く、1年前の問題が今も問題なのが問題です。あなたは一度に沢山の事をしていようとしていませんか?ひと月に1つ解決すれば12ヶ月で12個解決できる!やるときは、ひとつずつ。」

 

 

当時、全国で倫理法人会が無い県が7県だった。その全てを一気に作ろうという運動があった。その渦の中に巻き込まれていくことになる。鳥取県倫理法人会を50社から立ち上げに参加。県の幹事長となる。

 

そんな中、次第に「コンクリートから人へ」という時代の流れに翻弄され、事業の危機に。(因みに、同業社数では当時160社から現在では65社。)
そんな大変な時代の中、46歳の時に鳥取県倫理法人会の県会長を引き受けることになる。講話でのレクチャラーの話の中「大変な時こそ役を受けると乗り越えられた」の言葉を見本に引き受けた。が、事業はますます悪化。倒産寸前になった。しかし、県会長3年目の時に中西浩局長に指導を受ける。その2年後から新規事業を始め、道が拓けた。50代は何をやっても上手くいく様になった。借金も完済出来た。しかし、52歳の時の脳梗塞になる。奇跡的に何事も無く治ったが、その時に事業継承を考える。60歳で社長交代する。現在へ。

 

そして、話は講師の今までの人生のお話から倫理の実践に話が進む。

 

=倫理実践の要諦=
(1)即行→気づきと同時に行動。なぜなら、状況が変わってしまうから。習慣化する。5分でやれることはすぐやる。劇的に人生が変わる。
(2)純粋→心配不安は心が片寄っている状態の為、物事が進まない。「自分の正しさ」という物差しを振りかざさない。危険シグナルは腹が立つ事である。その時は偏りがあるので注意。
(3)直行→ひたすら実行。脇見をせずに先ず一歩。
(4)結果を考えぬ→中西浩局長とのエピソード。(結果を考え過ぎてチャンスを失う) 丸山理事とのエピソード。(始めなければ、始まらない。)
(5)緊張→水が流れるが如く。(研究所の方の様に水が流れるが如く)
(6)一気呵成→丸山理事の講演会の話(自分自身以外の不幸は待つしか無い。しかし、やる事はちゃんとやりながら。手を打ちながら。)
(7)押し通す→ピンチこそ一歩前に打って出る。
(8)反復不退→努力とは反復である。時間を決めて反復する。(地球のリズムに合わせる。上手くいかない時はリズムが狂っている。)
(9)不悲不喜→自社のエピソード(泣くのは心の辻褄合わせ。今ここに集中する。悲しみすぎない。)
(10)慎終→大園スーパーバイザーとのエピソード(別れの節目が大切。竹の様に生きろ。終わりを慎む。)

 

最後に福井スーパーバイザーは、「純粋倫理入門」という本に詳しく書いてあります。とても分かりやすくおススメです。」という言葉で講話を閉じられました。

 

 

[会員スピーチを聞いて]
いつも元気で、山形市中央のモーニングセミナーを彩ってくれる三澤さん。どんなかたなのだろうと思っておりました。終始にこやかに話されるお姿に人柄が表れます。他人との関係性も大変ですが、皆さんもご経験ではないでしょうか?今回のお話の様な身内の事は、近い関係だからこそ感情移入してしまい時には話が絡まってしまう事や、事柄が上手く進まない事があります。そこをご家族、身内の方と協力して乗り越えるという事を体験報告頂きました。こういった身の回りを整理をする事は、後々に関わって来ますので、しっかりした行動と決断が必要です。人生は決断の連続だと数多の書籍には書いておりますが、まさに決断と苦労の連続の一年だったのだろうと推測されます。お姉様とのやり取りの中で『やりきろう』という言葉がでてくる所に倫理の実践がみてとれました。私の栞にもマーカー線が引いてある「目の前にきたあらゆる機会をとらえて、断固として善処する人、一度こうと目的を定めたら、終始一貫やってやってやり抜く人、これが世に言う成功者である。」が頭をよぎります。三澤さん、貴重な体験報告有難うございました。

 

 

[講話を聞いて]
福井スーパーバイザーのお話は、笑いがあり、例え話が満載で非常に分かりやすいです。そして、実際の実例も満載で御座いました。
例として、
○ネクタイのずれの指摘の失敗例(ズレの指摘を怠った為に、相手に対して恥を長引かせた事)
○人の名前違い(すぐ、軽やかに指摘すれば良いのに、名前違いの状況をそのままにして、その後の状況を台無しにする)
○新人さんコピーの話(すぐ指摘すれば良かったが、いつの間にか状況が変わり意にそぐわない状況になる)
等、
講話内容は会員スピーチの三澤さんとも話がシンクロする場面もあり、前日の基礎講座から〜本日の講話〜朝食会まで例え話が途切れることが無く、前日の基礎講座も含めて2日間がひと繋がりにつながった講話の様でした。本日の講話もさる事ながら、幹事のみが出席出来る基礎講座の特権を満喫した2日間で御座いました。
講話の中で「やるときは、ひとつずつパート2」があるとの事。機会があれば是非拝聴したいと思いました。

 

[最後に]
三澤直美会員、緊張の中の貴重なスピーチお疲れ様でした。
福井龍介法人スーパーバイザー、貴重なご講話をありがとうございました。

それでは皆さん、本日も彩りのある1日にしてまいりましょう!

本日のモーニングセミナー参加人数:26名
次回のご案内
10月30日(木) 6:30~  山形国際ホテル6階
講師:山形市中央倫理法人会 幹事 髙橋正尚氏 幹事 佐藤綾氏 会員 齋藤雅樹氏
テーマ:会員スピーチリレー

 

本ブログの講話内容記載で誤り等がある場合は、HPお問い合わせ又は事務局

ycrinri@gmail.comまでお申し出ください。

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