会長ブログ

2025.09.18

2025年9月18日モーニングセミナー

第702回 経営者モーニングセミナー
講師:日本大学山形高等学校 校長 渡部正信氏
テーマ:教育を取り巻く環境について

 

ブログをご覧の皆さま、こんにちは!
本日のモーニングセミナーは、日本大学山形高等学校の渡部正信校長よりご講話いただきました。
参加できなかった会員様、入会を検討している未会員様に講話内容を通し倫理の魅力を少しでも感じていただけたらと思い、講話内容と私の感想を添えた形でお伝えします。

 

 

プロフィール、福島県喜多方市出身。日本大学文理学部卒業。昭和59年4月から日本大学山形高等学校勤務、令和元年4月同校教頭に就任、令和6年4月校長に就任~本日まで42年間教育に従事。
勤務し始めた頃は3学年生徒数約2100人いた。現在は900人弱の生徒数。
子供たちの成長が日本の未来をつくっていくが取り巻く環境が依然と大きく変わってきた。私立高校ですが、県立高校の教育計画に即して本日は、その概要をお話ししようと思います

 

本県教育を取り巻く社会経済状況
・人口減少の加速化
・気候変動と自然災害
・グローバル化の進展と国際環境の複雑化
・不確実な時代性
・共生社会・社会的包摂
・Society5.0の到来

 

第6次山形県教育振興計画期間の現状
・探求型学習の拡大
・併設型中高一貫教育の設立
・自尊心の向上
・不登校児童生徒の増加
・教員志願者の減少
・授業におけるICT利用頻度の低さ
・地域学校協働本部の整備率の低さ

 

今後を見据えた課題
・予測困難な時代を生き抜くための変化に対応できる力の育成
・多様な個人を尊重し、包摂社会に寄与する態度・姿勢の育成
・DXや少子化、地域との連携等、様々な変化に対応した学びの環境整備

 

 

以上をまとめたのが第7次山形県教育振興計画(概要版)です。
取組の目標は「ウェルビーング※を目指し、多様性あふれる持続可能な社会を担う山形の人づくり」※:身体的・精神的・社会的に良い状態にあること。短期的な幸福のみならず将来にわたる持続的な幸福を含むとともに、個人だけでなく地域、社会が幸せや豊かさを感じられる良い状態にあることも含む包括的な概念
これを目指すために、個人の幸せでなく、社会が幸せを感じられるために県民みんなが自分の力を活かしながら前向きに取り組んでいることが重要→「挑戦(チャレンジ)」していることが重要です。
この計画に沿った環境を提供していくことが我々の使命と思ってます。

 

そして県民の皆さんへもメッセージがあります。自分事としてとらえそれぞれの役割を果たしながら前向きに取り組むことが大切。それは以下
子供たちへ:地域や社会で色々な人と交流する、学ぶ楽しさや意味を知る、失敗を恐れず様々なことをやってみる、自分を大切にするとともに他者を尊重する など
保護者・家庭の皆さんへ:家庭は子供の学びや社会性を育む原点となる、子供が自分で育つ力を信じ、遠くから見守りながら困ったときは手を指し伸べる、家庭は子供が安らげる場所となる など

地域・企業・NPOの皆さんへ:画一的な学びから個別最適な学びへの変化を認識する、学びの場は学校以外に広がり地域や企業、社会全体が主体的に参画し提案する、子供の健康や成長を見守る など

そしてみんなでチャレンジとして
① 「体験」ワクワク無限大
② 「探求」なんで?を大切に
③ 「尊重」みんなが主役で応援団
④ 「協働」みんな笑顔で
この4つを重点的に取り組みを掲げ県民の皆さんと取り組んでいきます。

 

 

この他に今後5年間方針。県の目標を記したものがアクション8まである。概要版だけでも60数頁あるのでホームページをご覧になってください。

山形県でも10年区切りで教育方針を決めている。(5年刻み)
全国共通だが少子高齢化で山形の人口が減り続けている。山形県では県内を4学区8地区に分け、10年後15年後の高校生の数がわかるのでその対策が進められている。まだ埋めきられていないのが現状で今後の人口と社会情勢に合わせた工夫は不可欠要素となる。

 

日大山形高等学校の生徒に向けて伝えたいことをまとめた。
より良い未来を生きるために自分の未来と社会をより良いものにしていくために新たな価値=社会を生み出していく→Society5.0の時代へ
Society1.0狩猟社会・Society2.0農耕社会・Society3.0工業社会・Society4.0情報社会・Society5.0スマート社会 この時代へ向けてこれからの幸せな生活と社会の創り手として学び続けよう。10年後にこうありたい自分の姿を思い描く。自分の興味関心がどこにあるのか、好き嫌いなく様々なことをやってみる。自分はどのような分野に適性があるのか考える。自分の意思で進学先を考える等々。

 

 

様々な力で協働的に進んでいく学校教育が進む時代となる。
本日はほんの一部でしたが、このような環境になり、方針や目標がある中で教育業界も日々変化しています。
本日はご清聴ありがとうございました。    終

 

講話を聴いて
私も含め多くの会員さんが日大山形高等学校出身です。非常に柔らかい語り口調でお話しいただきました。県立高校ベースでの県の方針・取組・目標を知ることができました。特に少子高齢化で今後の市町村の学校の在り方そのものが問われる時代となり入試の在り方や、定員の設け方であったり今までの概念では立ちいかなくなる時代になってきているなと率直に感じました。Society5.0というようにスマート社会がもうすでに始まっている中、よりAIや技術に頼った生き方にシフトせざるを得ない日常が来るのかなと期待と不安が混ざる気持ちです。ですが、人が生きてく中で「心」は変わらないものだと思っています。そのために倫理を学び、誰一人取り残されない社会の実現にみんなで寄与しましょう。


渡部正信校長、大変貴重なご講話をありがとうございました。

 

それでは皆さん、本日も彩りのある1日にしてまいりましょう!

 

本日のモーニングセミナー参加人数:36名

次回のご案内
9月25日(木) 6:30~  山形国際ホテル6階
講師:山形市中央倫理法人会 相談役 ㈱浅倉工業 代表取締役 浅倉啓一氏
テーマ:肯定力は道をひらく

 

本ブログの講話内容記載で誤り等がある場合は、HPお問い合わせ又は事務局

ycrinri@gmail.comまでお申し出ください。

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