会長ブログ

2025.07.24

2025年7月24日モーニングセミナー

第695回 経営者モーニングセミナー
講師:山形県倫理法人会 MS委員長 ㈱環境管理センター代表取締役 小林秀樹氏
テーマ:倫理法人会が楽しくなるには

 

ブログをご覧の皆さま、こんにちは!
本日のモーニングセミナーは、㈱環境管理センター 代表取締役社長であり、山形県倫理法人会 小林秀樹モーニングセミナー委員長よりご講話いただきました。
参加できなかった会員様、入会を検討している未会員様に講話内容を通し倫理の魅力を少しでも感じていただけたらと思い、講話内容と私の感想を添えた形でお伝えします。

 

 

プロフィール、鶴岡市湯の浜生まれ48歳。お片付けのプロ集団アンカーズ代表、整理収納アドバイザー1級。
㈱環境管理センターは父が創業し2代目、社長になり9年が経つ。
中野区倫理法人会会長をした山田長司氏の講話で感銘を受け、整理収納アドバイザーになりたいと思い実践し実現した。

 

24歳で結婚、翌年双子の女の子を授かったと同時期に父の会社に入社。その後に長男、3女が誕生。2005年に上山、片桐製作所の片桐社長に朝礼の良さを教えてもらい地元の鶴岡市倫理法人会に入会。2017~2019年鶴岡市倫理法人会会長、2021年~山形県倫理法人会MS委員長

 

 

高校1年生の時に潔癖症となった。極度の潔癖症でお金やバスのつり革を触る際には手袋をしていた。ゴミを扱う現場仕事ができない。ゴミ屋のせがれが潔癖症とは何事だと自問しながらできるだけ会社に行かないようにし、社内では誰も近寄らないよう横柄な態度をとっていた。そんなことをしていると従業員30人規模の中で毎年10人ほどが離職していく。労災や交通事故も増えた。売り上げが下がった。どうしようと思いながらも倫理法人会モーニングセミナーには行き続けたが、今思うと学んではいなかった。いつも周りに対し不満だらけだった。

 

そんな中ターニングポイントとなったのが東日本大震災だった。会社でバキュームカーを所有していたので被災地に行き作業に明け暮れた。そこでは潔癖症とは言っていられない状況。とにかく目の前の仕事に没頭した。そうすると「必要とされることが気持ち良い」と感じ、何か自分でできることとは何か?と考えた時「家業をしっかりやろう」と気づくことができた。

 

 

一般的な粗大ごみの収集運搬処理をしていた時、現場に出るといろんな気づきがあった。
① 布団回収依頼:70代男性からの依頼で普通の布団を回収、トラックを走らせた時、トラックに向かって深々とお辞儀をしていた。自身は布団を単にモノとして扱っていたが、依頼主は大切な人が使っていた布団、その人にとってとても大事な思い出の品だということに気づいた。
② 一軒家での回収依頼:トラック2台で行った先でおばあさんが茶タンスの前で鎮座。そこに娘であろう人からコンコンと文句を言われ捨てるよう急かされていた。おばあさんは何も言わずタンスの小物を自分のポケットへ。人には捨てるものでも本人には何一つ捨てるものではない「想いがある」ことに気づいた。
③ 不動産屋の友人からの依頼:開口一番「この仕事を断ってほしくない」からスタート。マスク3枚重ねで来てとの要請で悟った。9月終わりころの時期に、2カ月前に亡くなっていた方のアパート整理を依頼された。部屋には黒いカーテン?と思ったらハエが密集。その現場で「自分が断ったらどうなるか」を考えた時、②のおばあさんを思い出した。誰もできないのであれば自分がやろう、そう思ったら血液が沸騰するような感覚になり「やる」と決めた。
その後、お片付けのプロ集団アンカーズを立ち上げた。

 

 

野々市市倫理法人会の話。
全国の倫理法人会で、自単会参加率で山形県がこの4ヵ月で最下位となっている。MS委員長として石川県野々市市倫理法人会に見学に行った。令和7年3月設立、106社。そこではモーニングセミナー自単会参加率74.75%・80社(令和7年5月)で全国第一位。
山形市中央倫理法人会は25社(同年月)全国216位/751単会。
全国上位単会は盛り上がっているモーニングセミナーを見に行きマネしているのがほとんど。感じた事は、
・やらされ感からやりたいことへ:役割に楽しみを見出す。自分が成長できる場と捉える
・知っている人より語り合える仲間へ:懇親の機会を意識して増やす。「あの人に会いたい」と思える人をつくる。
・他人の学びから自分の一歩へ:講話を自分の経営や人生に落とし込む。手帳やノートで振り返る習慣を持つ
・受け取るだけでなく届ける立場になる:新会員さんのフォローを買って出る。自社のスタッフや家族に還元する

 

倫理法人会は「実践学びの場」「異業種で本音を語れる仲間」と出会える場所です。
楽しさは「参加の質」と「関係性の深さ」に比例する。

ご清聴ありがとうございました。

 

講話を聴いて
4人のお子さんの父とは知っていました。私が双子のため、両親家族が急に二人の赤ちゃんが生まれたら大変だったのかを聞いていましたので、小林委員長の初めてのお子さんが女の子の双子をシングルで育てなければいけなくなったことを考えると想像できないくらいのご苦労があったものと想像します。
しかも、極度の潔癖症で父が創業したごみを扱う現場仕事ができなかったことも、葛藤と悩みが相当あったのでしょう。しかし、東日本大震災での現場作業が自分を必要としてくれていることに気が付き、一気に生きがいを見つけてからは既存事業、一般の粗大ごみから遺体整理・遺品整理・特殊清掃まで幅を広げてこられたお話を聞けて、事業拡大は必要に迫られていた結果、増えていった。売り上げにつながったという苦悩と苦しみの結果、今があるということを聴けたことがとても勇気をもらった気がします。

野々市市倫理法人会のお話も講話を聞けたことで中身を知ることができました。私なりに会長職を精一杯やっておりますが、上には上がいることを知ることができました。我々は実践集団。現在、モーニングセミナーに行こうよキャンペーン開催中です。来週から当会で応援企画を始めます。皆で目標に向かって目標達成に向け1つ1つの経験を積み重ねてまいります。
小林県モーニングセミナー委員長、貴重なご講話をありがとうございました。

それでは皆さん、本日も彩りのある1日にしてまいりましょう!

本日のモーニングセミナー参加人数:34名

次回のご案内
7月31日(木) 6:30~  山形国際ホテル6階
講師:山形市蔵王倫理法人会 幹事 山形市霞城倫理法人会 会員
山建設備㈱/ヤマケングループ 代表取締役社長 庄司修氏
テーマ:グローバルビジネスからローカルビジネスへ

 

本ブログの講話内容記載で誤り等がある場合は、HPお問い合わせ又は事務局

ycrinri@gmail.comまでお申し出ください。

PAGE TOP