会長ブログ

2025.07.13

2025年7月10日モーニングセミナー

第693回 経営者モーニングセミナー
講師:山形市中央倫理法人会 幹事 夢成㈱ 敬護事業部 部長 菊池勇棋 氏
テーマ:人生の岐路で磨かれた心のコンパス

 

ブログをご覧の皆さま、こんにちは!
本日のモーニングセミナーは、当会の元気印の菊池勇棋幹事よりご講話いただきました。
参加できなかった会員様、入会を検討している未会員様に講話内容を通し倫理の魅力を少しでも感じていただけたらと思い、講話内容と私の所感を添えた形でお伝えします。

 

 

プロフィール、1976年(昭和51年)岩手県陸前高田市生まれ。
18歳で中華料理店の出前持ちとして飲食業界のキャリアをスタート。しゃぶしゃぶ温野菜山形駅前店・嶋店の店長歴任。東日本大震災を福島県郡山市で経験後、家族と共に山形県へ移住。2018年から介護分野へ転身。郡山市において歩行訓練に特化した「コンパスウォーク」を開業、新たな挑戦をスタートさせた。倫理法人会歴は14年。

 

 

講話要請をくれた原田大輔幹事に、富士研に参加した時のことを語ってもらいたいと言われ私は離婚の内省で行った理由を説明したら、是非そのこと(離婚)を話して!と言われ、原田幹事が鬼に見えた(笑)
今日の講話内容の中心は離婚の話です。重い内容ではあるが、自分に矢印を向けて振り返るには非常に良い機会だった。
今日のテーマとして①離婚後の日々の実践②富士研での学び③鹿児島知覧に行ってみての話、3本立てです。

 

 

離婚は約1年前、昨年8月にしました。このころが一番身も心もきつかった。寝れなかった日々。お酒の力を借りなければまともに寝れなかった。次第に酒量が増え、ますますお酒を飲まないと寝れない。でも、このままではダメだ!と思いランニングと筋トレのためジムに通い始めた。体を動かすことで余計なことを考えないで済むことと、没頭することで良い意味で自分の世界に入り込めることに気づいた。これが良かった。
毎日3㎞(歩いたり、走ったり)走ることで体が疲れよく眠れるようになった。
サクランボマラソンは6月1日!次男坊の誕生日が一緒だったこともあり、走れる自信はなかったが、気持ちの転換となるのではないかとおもいエントリー。そのことで毎月100㌔以上走ることが出来た。人生初ハーフマラソンに出場できた。

 

また、自分が離婚したことを会社同僚・部下になかなか言えずにいた。部下の松本一弥さんは毎週モーニングセミナーに出ており、自身(菊池氏)が出席する日は上山のセブンイレブンで待っていてくれ送迎してくれる。その彼にもすぐには話せず年明けにようやく話せた。部下の相談はのるのに、自分の話は出来ないことを知った。それが後の富士研へのエントリーのきっかけにもなった。富士研にいったら誰かに相談できるかもしれない!そう感じたからだった。一人ではダメなこと、仲間がいることで助けられたことは倫理法人会に入っていて本当に良かったと思っている。

その倫理では「夫婦は一対の反射鏡」「ただただ自らを磨けばよい」など教えられる。その意味を知ると納得できるが、結婚し子供が生まれ生活時間や内容が異なっていく現実。元妻との恋愛中はお互い同じ方向を見て、同じ考えだった。価値観が一緒だった。結婚生活をしていくうちに価値観の違いが少しずつ、、、少しずつ出てくるのがわかった。
ただ、すごいところは喧嘩をしても、翌朝「おはよう」としっかりと顔を見て言ってきます。翌日に持ち込まずリセットをしてくれたこと。それで救われた。
ただ自らを磨き、自分を改めることを痛感した。それは「夫婦は一対の反射鏡」の教えにイコールである。自分が変わるべきだった。夫婦だけではなく、仕事でも人間関係でも通じることではないかと感じた。

2月の富士研に参加した当日、班分けでどうしてもリーダーをしたいと志願。富士研参加メンバーの中にも離婚経験者が多かった。60歳を過ぎてから離婚をしたという会長さんもいた。。。汗自分だけかと思ってたから非常にビックリした。【第十二条 得るは捨つるにあり】だよ!と。私情雑念をさっぱりと捨てて運を天に任せる明朗闊達な心境に達したとき
必ず危難を逃れるのだよ!と教わり勇気がでた。

 

必ず危難を逃れるのだよ!と教わり勇気がでた。
研修中に小出操さんの特別講演があった。この方は、祖父が電車飛込み自殺、39歳で父を亡くし3年後母を亡くし、その4年後に息子を、その6年後には姉が他界。
創業するも業者から横領、施設での食中毒など度重なる不運・逆境をもバネにしている。
大変元気。そして明るい!その方へ「多くの困難をどうやって乗り越えてきましたか?」と質問。
そうしたら、「あなたも辛い思いをしたのですね。でもね、こうして、辛いと思いながらもここに出てくる。質問をする。そうやって自分を変えようと一歩前進する。そのことがすごいことよ。。。倫理で大切にしていることよ!だから大丈夫よ!」
小出社長のこの温かい言葉に涙が止まらなかった。
そして、、
自分と向き合うためにはがき・手紙を書きなさいとの教えもありました。
自身は以前から地元の祖母へ月一くらいの手紙を送っていたが、このことから毎日のように手紙を書いた。今まで年1回くらいにしか帰省してなかったが今は月1回帰省するようにした。
この富士研で「愛を感じた時、人間の寿命は延びる」と教わった。だから、95歳の祖母への手紙や帰省など実践している。祖母にハグをしながら大好きだよ!いつまでも元気でいてね。こういう愛の言葉は会社の仲間・家族・夫婦でも同じこと。離婚をして分かった。
毎月、利用者へ請求書を出す際も手描きの手紙を添えている。月に130通くらいだが。
これも書くことで自分と向き合う時間となる。自分の心の整理となる。私はご利用者様から元気をもらっているから続けます。
最後ですが、先日鹿児島県の知覧特攻平和記念会館へ行ってきた。倫理では希望は心の太陽と教えられるが、特攻の彼らの希望は何だったのだろう。どんな思いで出撃したのだろう。言葉に表せない思いを胸に日本のため、家族のために散った数々の手紙を見たら、今悩んでいる時ではないという気持ちになった。
自分には明日が來る!悲観は雲である。憂いは霧である。燈火を明るくしよう!高く掲げよう!うまく行かぬから望みを失うのではない。望みを無くすから崩れるのである。
「心即太陽」倫理の実践をしようと知覧へ来て誓った。人生で迷ったら知覧へ行けといいたい。

人生初のハーフマラソンではゴールに家族が待っていてくれた。15㎞くらいで「もう2度とやるか!」と思ったけどゴールに家族がいると思うと頑張れた。完走できた。会社・倫理では仲間に救われた。

 

 

自分の師匠からこんな言葉を教えてもらった。
オセロの話。
人間は生まれたときは心が真っ白で生まれてくる。善の心で。
欲がでて、他人に矢印を向けて、人と比較して憎み、妬み、だんだんと黒の人生になっていく。その辛いことがあったから、あの事があったから。たから(宝)
宝と感じて黒が感謝やありがとうに変ったとき、パタパタと黒のオセロが白にかわっていく。師匠の言葉に泣けた。僕は沢山の人に恵まれている。そう感じた。

離婚しなかったら分からなかったことに気づけました。離婚という辛く重いことにも感謝することが出来ました。

なので、私の中の結論は、
「離婚の心配に、それはもう結構です。という時代がきた」ということをお伝えいたします。私はこの経験から自分の心と内省をして乗り越えることができました!

 

 

 

講話を聴いて
菊池さんには私が入会した11年前から大変お世話になり、いつも元気な姿と言葉と行動でお手本となってくれました。今も、会社本部の郡山と山形の往復生活でそれぞれの地域に根ざしたお仕事で貢献されております。
今回は離婚がメインということでしたが、菊池さんからお知らせを受けた際には大変驚きました。そして、元気が無いように見受けられた時期でしたので心配はしていました。自らカミングアウトし富士研で勉強してきますと出発。それからの菊池さんは徐々に元気を取り戻し、今日に至っているのだなと感じました。
私自身、菊池さんから多くの言葉をかけてもらい、元気をいただき、背中を押され、今この会の会長をしていられます。
改めて思うことは、一人で考えているだけでは何も改善はせず、私たちは多くの人(仲間)によって支えられ生きることができるんだと感じました。
今後も生き様を近くで見続けいていきます。

菊池勇棋さん、本日は貴重なご講話ありがとうございました。

 

 

それでは皆さん、今年1年と本日も彩りのある1日にしてまいりましょう!

本日のモーニングセミナー参加人数:40名

次回のご案内
7月17日(木) 6:30~  山形国際ホテル6階
講師:(一社)倫理研究所 法人局 法人レクチャラー 岩手県倫理法人会 会長
(有)マルヒ製材 代表取締役社長 日當和孝(ヒナタカズユキ)氏
テーマ:不幸からの気づき

 

本ブログの講話内容記載で誤り等がある場合は、HPお問い合わせ又は事務局

ycrinri@gmail.comまでお申し出ください。

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