2025.06.06
2025年6月5日モーニングセミナー
第688回 経営者モーニングセミナー
講師:おかげさま文房具店 店主 土屋 稚(ワカ)氏
テーマ:おかげさま文房具店について
ブログをご覧の皆さま、こんにちは!
本日のモーニングセミナーは、おかげさま文房具店 店主 土屋稚さんよりご講話いただきました。
参加できなかった会員様、入会を検討している未会員様に講話内容を通し倫理の魅力を少しでも感じていただけたらと思い、講話内容と私の所感を添えた形でお伝えします。
プロフィール
昭和61年上山市生まれ、上山市育ち・在住の39歳。夫、7歳長女と間もなく6歳の長男、実父の5人暮らし。趣味は文房具・カラオケ・ナマケモノグッズ収集。性格は以前は人見知りだったが今は超ポジティブ&超ハイペース。勝手にかみのやま観光大使(市からの公式オファーを断ってあくまで勝手にさせてもらっている)
おかげさま文房具店とは2020年12月5日に店内面積5坪の物置小屋を改装しオープン。
コロナ禍ではあったが、以前からこの日に向けオープンすると決めていた。「歌って踊れる文房具好きによる文房具好きのための文房具店」がコンセプト。国内外、レトロ、オリジナルグッズ等約1000点の品揃えだが、店主が使って良かったもの、ときめいたものしか置かないため普通の文房具はほぼ無い。
なぜ文房具店?幼少期から文房具店になりたかったわけではない。ただ、幼少期から文房具が大好きでお小遣いは全て文房具へ、1週間に1回ペンケースを替える子供だった。小学6年生から福祉の仕事に興味を持ち東北文教大学(旧・山形短期大学)で介護福祉士の国家資格を取得し33歳まで上山市内の老人ホームで勤務。結婚・出産を機に退職し2年間専業主婦を経験してる間、働きたい気持ちが強くなりこれからの仕事をどうしていこうかと考えた時、私は文房具が好きなことを再確認。「そうだ!文房具屋になろう!」と決意した。
開業前に行ったマルシェで、出展していた移動雑貨店ニッチャーさんと出会ったことで文房具問屋を紹介してもらうことができ開業までのスピードが上がりオープンすることができた。
仕事内容は、小売り・卸し・企画プロデュース・営業代行・宣伝・コンサルティング業と幅広い。今年4月からは本格的にイベント企画・プロデュースを行っている。県内アーティストや企業とのコラボレーションでインクやマスキングテープなどのオリジナルグッズを作り販売している。このコラボレーションの相乗効果として「文房具を通してコラボ先の商品を知るきっかけになることに気づいた。人は「何故?」という違和感に惹かれる・印象に残る。その「いい意味での違和感」を大切にしています。
代表的なコラボレーション企業:
・タケダワイナリー「TAKEDA WINERY インク」
・城戸口畳店 「文具雑貨ブランド TATAMI papeterie」
・杵屋本店 「星合いの空インク、マスキングテープ」
・姫の湯 伊勢屋 「温泉たまごminiポストカード」
・名月荘 「月モチーフインク」
・丹野こんにゃく 「福袋、マスキングテープ」
・上山城 「インク、オリジナルグッズ」 etc
これまでのポップアップ、商品展開:
・ハンズ銀座、新宿店(東京)
・ハンズ梅田店(大阪)
・大丸藤井セントラル(北海道)
・シューメゾン(広島)
・THINK(シンガポール)
・ペントノート(福島)
ハンズ銀座は、インスタに歌って踊っている動画を見た店員さんより電話をいただき出展が実現した。それが展開するスタートとなった。
その他、地元メディア等に多数出演。また毎週火曜日17時30分~FM山形「興味がワクワク!文房具Good LiFE」10分間のレギュラーコーナーが始まって1年が経った。
新聞・雑誌にも多数掲載、イベント出展は、
・ペンフェス2024(長崎)
・ナニワペンショー(大阪)
・宇宙遊泳、ペンショー(東京)
・宇宙遊泳 夏(北海道)
・文具マーケット(東京)
その他地域・県内・市内マルシェとして
・どだなだずバザール(毎月1回開催)
・GORILA WARS(隔月1回開催)
・風まるしぇ(年2回開催)
・かみぶんフェス(年1回開催)
・うんちまみれの物産展(年1回・東京/今年は7月19・20日開催)
仕事をするときに心がけていることは、①自分が好きなもの②自分は強運だと信じ込む③やると決めたらすぐやる④今しかない⑤やるかやらないか⑥自分ができないことは誰かの得意分野かも(専門家へ依頼する)⑦自分の強みを生かす⑧面白いことは周りを巻き込め⑨夢は叶うまでやる⑩おかげさまという感謝の気持ちを持ち続ける⑪売ることより伝えること(すべては愛)
今まで売り上げを気にしての仕事では売れなかった。それからは、なぜこの商品が良いのか、なぜ作ったのか等の文房具愛を伝えることで売れることを経験できた。
これからは「上山市」を「紙の山」(ペーパーマウンテン)にしたい。伝統神事の加勢鳥が着る藁みのを漉き込んだペーパーや畳のイグサを漉き込んだペーパーなどなど。今やっていることにさらに発展させたい。
「文房具とは、使うだけじゃなく人と人を繋ぐもの」と思い続け、これからも活動していきたい。 終
講話を聞いて
個性的な出で立ちで終始にこやかで明るいキャラクターの土屋さんでした。小さなころから大好きだった文房具。現在は実店舗の他イベントや自身のインスタグラム等のSNSに歌って踊る投稿によって様々な反応に応えその名を広げているパワーあふれる講話でした。イメージカラーのミントグリーン髪色で私自身が広告塔です。と身に着けるアクセサリーなどの細かい部分にも文房具を絡める徹底ぶり。当然、文房具本来の知識も相当なもので良し悪しや流行りなどにも敏感に反応しながら、でもお店には土屋さんが気に入ったものしか置かないという軸をブレずに明るく店舗経営されている姿は勉強になりました。朝食会では、文房具業界自体の売り上げは伸びてます!とも語ってくれました。今日の講話でその人柄・キャラクターを知った人は多いことでしょう。これからもこだわりを持ってますます発展されることを願うばかりです。終始、明るい雰囲気で朝の有意義な時間を過ごすことができました。
土屋稚さん、本日は貴重なご講話ありがとうございました。
それでは皆さん、今年1年と本日も彩りのある1日にしてまいりましょう!
本日のモーニングセミナー参加人数:28名
次回のご案内
6月12日(木) 6:30~ 山形国際ホテル6階
講師:山形市中央倫理法人会 幹事 (有)サンレイ自動車 代表取締役 寒河江源一郎氏
山形市中央倫理法人会 会員 (有)アルセ・エコ開発 代表取締役 有瀬 功氏
テーマ:富士研100日後 実践報告会
寒河江氏テーマ:富士研を体験し、感じた事と、実践していること。
有瀬氏テーマ:「富士研で得た感謝の心と日々の実践」
本ブログの講話内容記載で誤り等がある場合は、HPお問い合わせ又は事務局
ycrinri@gmail.comまでお申し出ください。
