2025.05.02
2025年5月1日モーニングセミナー
第683回 経営者モーニングセミナー
講師:グループえがお 代表 沖津節子氏
テーマ:子ども食堂はみんなの居場所!
会長ブログを読んでいただきありがとうございます!
本日のモーニングセミナーは、『グループえがお』 代表 沖津節子氏をお迎えして御講話いただきました。
今回のブログは大江会長に代わり副会長の浅倉が書かせて頂きますので大江会長のファンの皆様には残念!かと思いますがご勘弁ください。
こちらのブログはモーニングセミナーに参加できなかった会員様、入会を検討している未会員様に講話内容を通し倫理の良さが少しでも伝わればと思い、本日の講話内容の振り返りと私の所感を添えた形でお伝えいたします。
講師の沖津節子氏のプロフィールは天童市の鮮魚店の三女として誕生。ここで、すでに食に関係するDNAを受け継がれていらっしゃる、と思いきや会計事務所に就職し、そこで現在のご主人との出逢いがあり19歳という若さで結婚。あふれる行動力でご主人とソフト開発会社を起業する。その後、NPO法人との出あいから山形市社会福祉協議会の「子ども食堂開設講座」に友人と参加し、翌年2018年5月に山形市で地域食堂みんなのひろば「えがお」の代表として講座に参加。一緒に講座に参加した友人と共にスタートし、ちょうど満7年に至る。2019年10月には寒河江市子ども食堂「さくらんぼ食堂」のスタッフとして活動されています。
講師よりのどの調子が万全ではないと伺っていましたが、優しく力強さを感じる声で講話が始まりました。「皆さんは子ども食堂にどのような印象をお持ちでしょうか?」と会場に問います。そして沖津代表より「出逢いの場所であり、長く携わっていると子供たちの成長が見れる素晴らしい場所です。」と教えて頂きました。
現在子ども食堂は全国に10860ヵ所 山形県に94ヵ所 山形市に31ヵ所と山形市に多く集中しているとのこと。
これまでの事業を振り返ると、何かしらの理由で食品を手に入れることが困難な人へ、無料で直接食品を配布するフードパントリーを年3回おととしから開催したところ、予約開始2分でなんと25名の登録があり、この事業が必要とされていることを強く感じたそうです。
また、SDGs未来甲子園というのがあり、山形東高校探求A9班の学生たちが、沖津代表の子ども食堂を題材として参加し、全国268チーム中13位という高成績を収めたとのエピソードを話して頂きました。
現状抱えている課題もあり、資金面では県、市、社協、民間財団等、企業、個人からのご支援はあるが安定しない事や、長く運営していると一緒に働く人の高齢化やボランティアでお手伝い下さる学生の方はいるものの、主体的に行動頂ける大人が少ないことだそうです。
それでも沖津代表は目を輝かせて「長くやっていると子ども食堂に参加する子ども達の成長が見られるのが私たちの喜びの原動力!」と話します。いつも参加してくれる子供がある日突然「よろしくお願いします!!」と言って部屋に入るようになり、するとそれを見ていた弟も真似て挨拶するようになったそうです。子ども食堂は参加者それぞれの立場の居場所であり、子ども達にとっては大勢で食べる事の楽しさを知ったり、親にとってはホッとするひと時だったりと同じ立場で会話ができる場所でありたい。また支援者の方との絆を今後も深めて地域に必要とされる子ども食堂にと意気込みを話してくださいました。
講話を聴いて
子ども食堂のお手伝い・支援というかたちでの地域貢献ができるということを知りました。
また、みんなの地域食堂「えがお」として様々な方に寄り添った運営をしている沖津代表とお逢いすることが出来て、食の大切さ、人との絆の大切さを改めて考える一日となりました。
沖津節子代表、本日は御講話有難うございました。
本日のモーニングセミナー参加人数:36名
次回のご案内
5月8日(木) 6:30~ 山形国際ホテル6階
講師:道の駅やまがた蔵王 駅長 青木哲志氏
テーマ:これからの道の駅の在り方
本ブログの講話内容記載で誤り等がある場合は、HPお問い合わせ又は事務局
ycrinri@gmail.comまでお申し出ください。
