2025.02.22
2025年2月20日モーニングセミナー
第674回 経営者モーニングセミナー
講師:山形市中央倫理法人会 幹事
合同会社 家族の団らん 代表 近藤圭 氏
テーマ:その日の決意を胸に
ブログをご覧の皆さま、こんにちは!
本日のモーニングセミナーは当会の幹事であります、合同会社 家族の団らん 代表 近藤圭さんよりご講話いただきました。
参加できなかった会員様、入会を検討している未会員様に講話内容を通し倫理の良さを少しでも伝わればと思い、本日の講話内容振り返りと私の所感を添えた形でお伝えします。
近藤さんは昨年2月に入会。その9月から女性委員会幹事に抜擢される。10年前までは13年間専業主婦をしていた。まさかそんな私が会社を興すとは想像もしていなかった。だが今は生きることがすごく楽しいと感じている。今日は、自身が倫理と出会う前とその後を話したい。
倫理との出会いは浅倉啓一前会長と別の所属会で知り合い、たまたま「今、朝起き(早起き)の練習中」との会話から、浅倉前会長から「すごく良い朝の勉強会があるから来てみて」とのお誘いを受け、恐る恐る木曜日の朝、国際ホテルに出向いたのが始まり。それまでは倫理法人会の存在を知らなかった。その日はドキドキしながら参加し緊張に時間だったが、自身が10年前に離婚したこの内省には良い時間と感じ、良い人生を歩みたいとの想いから入会を決めた。
自身の今に至るまで養父からの助けが大きかった。建設会社を経営していた養父が「俺の人生観を全てお前に捧げる」と言ってくれ養父が師匠、自身が弟子という関係性で、毎週水曜日の9時~12時にマンツーマン指導をしてくれた。離婚したことで資金援助はできるが俺(養父)が死んだらどうなる、自分の全てを教えるから実践しろと。その勉強・指導は厳しかった。例えば、メモを取るため鉛筆で書けば鉛筆はダメだ。→ボールペンにしたら、細いからもっと太いサインペンや万年筆にしろ。薄く細い文字は自分に対して自信のない表れだ!との理由で勉強道具、ノートやペン1本に至るまでプレゼントしてくれ生きることの基礎の基礎を教えてくれた。
毎週本を預けられ翌週までに感想文を書く。それを毎回赤ペン先生をしてくれました。そして一流を学べと勉強に必要なすべての資金を出してくれ自身に投資をしてくれた。厳しくも愛のある勉強をさせてもらった。毎週の勉強だけでなく日本国内のあらゆる勉強会に数多く参加させてもらった。
そして恩師との出会いがあった。
森信三先生の名言、「人間は一生のうちに逢うべき人には必ず逢える。しかも一瞬早すぎず、一瞬遅すぎないときに。」これは恩師、草間雅子先生に出会った時に強く感じたこと。3年前54歳という若さで亡くなってしましましたがこの方と出会ったことで美的収納を始められた。国内外、現地集合現地解散でいろんなところで学ばせてもらい、片付かないのは性格のせいではなく家の中にできない仕組みがあることを知った。
「あたり前を家の中から始めなさい」と教えられた。これは整理整頓とは見た目の美しさや整っていること、おしゃれでカッコよくなければならない、性格のせい、物を捨てることなどなどということではない。リバウンドしない片付けという概念を持てば胸のつかえがない気持ちでいられる。
片付け成功の3つのポイント
① 理想の暮らし、ゴールイメージを考える
② カテゴリー別にする
③ 大好きなものから選ぶ
そして4つのステップで「自分のこだわり」を再確認する
① 大好きなものから選ぶ(家の場合)
② 必要なものを選ぶ
③ 処分する物を選ぶ(人にあげる、処分)
④ 迷うものを選ぶ
ポイントは、この順番を間違えないこと
そして迷うものが出てきたら自問自答する。
収納は思いやり!山形の家庭・オフィスで1500時間以上片付けを通してそう思えるようになった。その人の生活・習慣・身体的事情を考慮し収納の仕組みを作ることを実務をしながら教わった。
収納だけでなく、三つ子の母であり作家の島谷留美さんとの出会いで「言葉かけ」の大事さも知った。
この2人に出会ったことは奇跡と感じている。
34歳で面白がって生きる決意をした。
子供の成長過程において様々なことがあり、まともな仕事の経験がない中で今いる家を愛しい家にするために離婚を断行。自身の最大の内省の時間だった。初めて自分を見つめなおせた。当時はボロボロの状況、心境だったが今になって思うと「夫婦対鏡」だったと倫理を学んで感じた。相手を正すのではなく自身を正すというように。当時は精一杯で子供にも元主人にも感謝の気持ちがなかったが今は感謝の気持ちを言葉で伝えることができている。
離婚した時には周りのみんなが助けてくれた。今はそれをネタにできるくらいになっている。目の前のいろんな事象を乗り越えてきて今そのように感じる。
39歳に会社を立ち上げる決断をした。
当時、長男の退学、長女の不登校が重なり自身では人生のどん底と思っていたが、島谷先生からは中の下だよと軽く言われた。この時の優先事項No1は「この2人の笑顔を取り戻すこと」と決めた。家族がテーマの収納(整理整頓)の会社を立ち上げた。
「幸せの底上げをしたい」ということと「俺たちの母親はこの人で良かった!」と言われることを目標にやると決めた。
息子は今、自分で明るく生きている。娘も通信で勉強しながらバイト、趣味を存分に楽しんでいる。自身の勝手な考えでレールに乗せようとして衝突したいたが、そんな2人に謝り再スタートをして楽しい日々を送っている。
倫理での気づきを得、内省を続けながら今後も歩んでいきたい。
終
講話を聴いて。
昨年入会したばかりなのに本日で6回目の講話。そして今日がホーム初講話。本人は緊張のレベルが違うと謙遜していましたがスタートすると理路整然な語り口であっという間にお時間が来てしまいました。
養父の心意気、その厳しくも愛のある教えで心と行動力が鍛えられ生きる術を学び、たくさんの出会いからすごいタイミングで師の教えから自らの生きる道を切り開いてきた圭さん。その最中に大きく胸をえぐられるような苦い経験をしながらも2人の大切な子供達の道しるべとなり太陽となり、仕事を通してただ稼ぐだけでなく、幸せの底上げをしたいという信念を強く感じる時間でした。
9月から幹事になりはじめこそ硬い表情がありましたが、いろんな経験を積んできて今は非常に柔らかく爽やかな笑顔で毎週、女性委員会の皆さんで受付に立ってもらってます。
話せば気さくな雰囲気で男女問わず仲間が近寄っていくのも頷けます。今後、どのように化けていくか非常に楽しみなルーキー幹事を見守っていこうと思いました。大活躍を祈っております。
近藤圭さん、本日は貴重なご講話ありがとうございました。
それでは皆さん、今年1年と本日も彩りのある1日にしてまいりましょう!
本日の参加人数:モーニングセミナー朝礼18名 モーニングセミナー36名
次回のご案内
2月27日(木) 6:30~ 山形国際ホテル6階
講師:山形市中央倫理法人会 会員 夢成㈱ 丹野勝次氏 松本一弥氏
テーマ:倫理を学んで得たもの
本ブログの講話内容記載で誤り等がある場合は、HPお問い合わせ又は事務局
ycrinri@gmail.comまでお申し出ください。
