会長ブログ

2025.02.15

2025年2月13日モーニングセミナー

第673回 経営者モーニングセミナー
講師:山形市中央倫理法人会会員 山形市副市長 井上貴至氏
テーマ:信ずれば成り、憂いれば崩れる

 

 

ブログをご覧の皆さま、こんにちは!
本日のモーニングセミナーは当会の会員であります、井上貴至山形市副市長をお迎えしご講話いただきました。
参加できなかった会員様、入会を検討している未会員様に講話内容を通し倫理の良さを少しでも伝わればと思い、本日の講話内容振り返りと私の所感を添えた形でお伝えします。

 

 

井上副市長は1985年大阪市生まれ。2008年東京大学法学部卒業後に総務省入省。2015年4月に地方創生人材支援制度の第1号で総務省から鹿児島県長島町に派遣、同7月に副町長(地方創生担当)に選任。ぶり奨学金などの地域課題を捉えたユニークな施策が全国の注目を集め、2017年3月副町長退任後、愛媛県庁出向を経て2019年4月総務省へ。2021年7月より山形市副市長。

柔道をしており四段の腕前。山形南高、山形3中で練習活動をしている。柔道をすることで、頭だけでなく体を動かし相手の懐に飛び込むように市政を進めている。山形にきてからはたくさんの経験をすることができ趣味が増えた。自転車・スキー・山登りなど自然と触れることに加え、温泉ソムリエも取得した。その中で山登りでは判断の連続でありこの判断力・集中力・持続力そして決断力が身についている。すべて自然の中で学んでいる。

 

 

山形市には芸工大がある。芸工大の卒展は面白い!デザインの力やアイデアで生活が楽しくなることを知った。アートやデザインはこれからの基質になっていくと思っている。クリエイティブなアイデアやイノベーションを生みだし、それを発展・進化することでより生活が楽しく、便利・快適にそして持続させることにつながる。

ウェルビーングをご存じですか?

これは、心身が健康で社会的にも満たされた状態をいう。良いパフォーマンスを発揮しやすくなり仕事の生産性や創造性の向上につながる。このウェルビーングな状態に近づくためには4つの因子①やってみよう②ありがとう③なんとかなる④ありのままにを満たすことで幸福度が高まる=まずはやってみよう!。氏自身の趣味が増え充実している。

山形市では「働きやすさ追求室」を新設し企業の後押しを図る。
日本は大きな国か小さな国か?
日本はヨーロッパの地図に重ねると縦長で北欧~北アフリカまでと重なる=実は大きな国。

 

一つの山を越えると歴史・文化・食事・景観・気候・祭りなどが異なる多様な国。
日本は大都市圏以外はとにかく人が少ない。日本の東京・大阪は世界的に見れば異常な人口過密地。山形はどうか…地方は過疎と言われているがそれは日本基準。欧州であれば山形や岩手は人口適密地帯。日本の多くの問題の中で少子化は一極集中の象徴である。地価高騰のため子供を多く望めない。出生数のワースト1は東京(0.99人/2023年)

 

日本の多くの大企業は地方が発祥。地方は課題が明確でビジネスの種が多い。そして地方は自然の中で好奇心や発想力を育む。ローカルで課題を見つけ解決策を実証・実装しグローバルに展開していくことが肝。山形の例:庄内のスイデンテラス。
山の向こうのもう一つの日本=山形市。多極分散国家の受け皿にならなければならない。

 

山形市の2大ビジョン=健康医療先進都市・文化創造都市
歩くほど幸せになるまち=言葉ではなくリアルに歴史や文化を体験・体感できることが大事。山形市は世界でも珍しい400年大きな戦災・震災がないまち。古き良き建物・文化がある。ここ山形はリノベーション文化に適している。市内の多くの建物が近年リノベーションされており、そこに多くの学生に住んでもらいたい。
山形市中央図書館・公民館も良い例。円形の山並みの美しさを望みながら大きくリノベーションし多くの市民の集いの場所となっている。旧千歳館エリア・市民会館など文化にまつわる建物やイベントで中心市街地を周遊してもらい楽しく集う場とし、歩行者通行量の更なる増大につなげたい。

 

山形市は緩やかに地価が上がり続けている全国的に珍しいまち。
中心市街地の活性化に精力的に取り組んでいる。
コミュニティバス・サイクルの導入やカーシェアリング事業、MaaS導入、新駅の検討、山形駅の発車メロディを山形交響楽団フルオーケストラ演奏の花笠音頭に変更等の公共交通。

ラーメンプロジェクト推進事業、そば消費日本一プロジェクト等の食文化。
日本一の観光案内所、道の駅やまがた蔵王の整備・活用等の観光。
Y-biz、やまがた地域ブランド構想プロジェクト、山形北インター産業団地開発事業等の産業政策。
をはじめ、女性活躍、男性育休、子育て、福祉、教育、健康、医療、環境、移住、人材育成、等々多くの事業を同時にすすめ山形市の魅力増大へつなげ、自然の豊かさや食、山形らしさを強みに多くの人(インバウンド含)の来訪を願い今後も前向きに活動を進めます。
人も地域もダイヤモンド。皆様と一緒に山形から良くしていきたいです。

 

 

 

講話を聴いて。
井上副市長は山形おっはークラブの主管であり当会の会員さんです。常に朗らかな笑みを絶やさず気さくで声が大きい印象です(笑)
プロフィールだけ見てしまうと私のような凡人は恐れ多くて近づきがたい雰囲気を勝手に想像してしまいますが、副市長が自ら相手の懐に入ってくるような柔らかい雰囲気にしてくれていることを感じました。これが井上貴至副市長のお人柄なんだなーと感じます。
講話スタートからテンポの良いスピード感。レジメにある講話資料(パワーポイント縮小版)見ればなんとページ数が129ページ!これをじっくり話してもらえるのであれば簡単に2時間以上かかることは想像易し。実に悠長に時折笑いも交えて制限時間いっぱいお話しいただきました。朝食会でも、出だしのスピードが続けば後半ネタがなくなるのではないかと思った、けど中身がありすぎた…という感想者は私も含め多かったです。硬い話を終始柔らかい表情と話し方で分かりやすく、スピードよいお話であっという間の40分間でした。朝食会の最後に私は1つだけ副市長にお願いをしました。来年はぜひ奥様のお話もお聞かせください!と。実現することを心から楽しみにしております。

井上貴至副市長、本日は貴重なご講話ありがとうございました。

 

 

それでは皆さん、今年1年と本日も彩りのある1日にしてまいりましょう!

本日の参加人数:モーニングセミナー朝礼18名  モーニングセミナー36名
次回のご案内

2月20日(木) 6:30~  山形国際ホテル6階
講師:山形市中央倫理法人会 幹事
合同会社 家族の団らん 代表 近藤圭 氏
テーマ:その日の決意を胸に

 

 

本ブログの講話内容記載で誤り等がある場合は、HPお問い合わせ又は事務局

ycrinri@gmail.comまでお申し出ください。

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