2024.12.28
2024年12月26日モーニングセミナー
第667回 経営者モーニングセミナー
講師:(一社)倫理研究所 法人局 法人レクチャラー
福島県倫理法人会 浜通り地区長
㈱ホンダセンターウメダ HondaCars南相馬 代表取締役 梅田 守 様
テーマ:「お役に徹する~明朗 愛和 喜働の威力」
ブログをご覧の皆さま、こんにちは!
本日は(一社)倫理研究所 法人局 梅田守 法人レクチャラーにご講話いただきました。
参加できなかった会員様、入会を検討している未会員様に講話内容を通し倫理の良さを少しでも伝わればと思い、本日の講話内容振り返りと私の所感を添えた形でお伝えします。
この講話の前に本日は会員スピーチがあり、日々庭の代表、小関章久様よりスピーチ。
36歳で独立、造園業の日々庭を創業して12年目の48歳。冬場は庭仕事がなくなるため妻の焼菓子製造・マルシェ出展と併せ3年前にキッチンカーでスパムおにぎり販売を開始。そのことで同じ会員の山川まどか氏の紹介により今年6月に入会。はじめは朝6時30分からの勉強会など信じられなかった。行ってみると驚きと、自分を変えられるチャンスと思い
自身の時間の使い方や苦手項目を打破したく学び、変わっていきたい。
と緊張しながらもしっかりお話しいただきました。実直なお人柄が前面に出ており皆さんの心に間違いなく響いたと思います。小関さん、勇気を振り絞ってお話しいただきありがとうございました。
では、梅田法人レクチャラーのご講話。
昭和38年1月生まれ、来月で62歳。㈱ホンダセンターウメダ HondaCars南相馬として福島県南相馬市に「鹿島店」「原町日の出町店」の2店舗を経営。スタッフ39名在籍。
昭和58年に学校法人本田学園(当時の校長は本田宗一郎氏)卒業後、現ホンダカーズ宮城中央へ就職、4年後の昭和62年4月㈱ホンダセンターウメダ入社。平成18年1月1日から代表取締役。
倫理歴は平成14年福島市倫理法人会入会、平成19年7月に相双倫理法人会へ移籍、その後各役員を経て平成29年から会長3期。今年度から浜通り地区長に就く。
高校卒業後、本田学園で2年、宮城就職で4年の経験を経て㈱ホンダセンターウメダへ入社。県内No.1営業マンを目指した。だが半年で5台ほどしか売れなかった…。バイクに乗り2ヶ月で1500件ほど飛び込み営業を続けた。
Hondaには営業の表彰制度があった。自身1年目の成績は35台販売。当時の成績No.1はなんと220台の販売実績。驚きと悔しさで「いつか見てろと」奮闘開始。3年後の表彰式で自身176台の実績を作ったがそれでもNo.1は202台。その方と新年会の2次会で話す機会があり「ずっとあなたを目標にして追いかけてきました。ようやくあなたの背中が見えた、次今年は、あなたを超します」宣言。そして翌年、念願のNo.1獲得となった。
結果が出ると人は「おごり」や「自惚れ」が出てくる。私がそうだった。自分のことしか考えない我利我利亡者だった。そんな時ネットワークビジネスに手を染め、億の負債、個人でも数千万の負債を抱えてしまうことになった。子供がまだ小学4年生頃で4年間、極貧生活を過ごした。しかし妻は一切責めなかった。守るべきは、子供家族、社員、会社。
悔い改め、大いに反省・自制心を持ちながらここから立ち直そうと決意した。
そんな中、あるお客様のお宅で薬の処方箋を見てハッと気が付いた。この処方箋のように部品交換の説明書を作ればいいんじゃないかと。瞬間的にひらめいた。実践し好評を得て今でも続けている。
そんな折、今度内部告発を受けることに…行政処分を経験。本当に倒産するのではないかと思った。その時は倫理法人会員だったが幽霊会員だった。だが平成22年8月、相双倫理法人川崎会長(のちにスーパーバイザー)と岡田専任幹事(現福島県倫理法人会会長)がMS参加をしたことをきっかけに役員の打診を受けた。それから倫理に参加するようになり自身にとって最良のタイミングだと思った。今までの栄誉と苦難が交互に訪れることに「振子の原理」を痛感。
2度目の大きな出来事。それは平成23年3月11日の東日本大震災だった。4月から事業再開したが、スタッフも避難生活。業務が進まない。売り上げが上がらず給料が払えない、震災前43名いたスタッフも19名が退職することに。ここでも、もはや商売できなくなるのではと思った。その後、国の補助金や車の特需が重なったが人材が確保できない状態。事業計画すら忘れてしまうほど疲弊し社内の質が落ち信頼と自信を失ったことを経験。
そんな中でもモーニングセミナーで心の修復を図ったが人創り・組織創りが空回り…
相変わらず業績が振るわず心もどん底のまま平成29年から3期、相双倫理法人会の会長拝命。同時に福島県ホンダ会の会長も併せて拝命。1年目はそつなくお役をこなし、2年目は退会に歯止めがかからない。外見を良くしても内面がしっかりしてないとダメなことに気づいた。同時に親身になっていてくれた義父が他界。「いつ消えぬか知れぬ命の灯。死ぬこと以外はかすり傷」と思い
もうやるしかないと改心、覚悟を決めそこから怒涛の仲間づくり・普及を始めた。「この時、あきらめることを諦めた」トップがやらずに誰がやるという想い。ついに目標を達成したことでチーム相双ができた。ここが自身と単会の大きな大きなターニングポイントだった。
大きな壁を乗り換えたことが大きな自信となった。その壁は大きな盾になることを知った。
そこから社内業績も回復に向かっていった。
会長3期目を拝命。今度はコロナが始まった。ただこの間、社内にいることで社員の動きが良く見えるようになり財務状況もよりわかり経費削減対策を講ずることで、あり得ない営業利益を出すことができた。ネガティブをポジティブに変えることを体験できた。
私の実践として・決して怒らない・イライラしない・傾聴と共感、を大事に実践している。職場の雰囲気が良くなり、強調する風土が芽生え、意欲的な取り組みが増えた。QC活動2大会連続全国大会にコマを進めたことが社員の成長の証で何よりうれしい。
前期が過去最高売り上げだったが、現在期末2か月前で前期の2割UPとなっている。真摯な謙虚な姿勢でこれからも進みたい。
終
この講話を聞いて。
昨晩は経営者の集いの講話者として体験報告をしていただきました。今朝のモーニングセミナーではその体験をいかに倫理の学びを通して体現されどのように変わったのかをリアルに教えていただきました。若かりし頃の我利我利亡者、自惚れでの大失敗&内部告発。その後の東日本大震災、そしてコロナ…どれだけ胸をえぐられる経験をしてきたのだろうと考えると、今にこやか話されている梅田法人レクチャラーの心の姿勢にしっかりと芯が立っている感じがしました。「トップがやらずに誰がやる」「大きな壁を乗り越えると、その壁は大きな盾になる」という言葉がとても印象に残りました。
私自身もまだまだ未熟な一経営者。うまく行くよりいかないことの方が多い毎日。ですがネガティブをいかにポジティブに変えていけるか、心の持ちようがどれだけ大切かは梅田法人レクチャラーはじめ多くの講話者から体験を通じて教えてもらってます。
これからも私自身、身に起こることに真摯に向き合い続けていこうと改めて感じることができました。
梅田法人レクチャラー、貴重なご講話ありがとうございました。
それでは皆さん、本日も彩りのある1日にしてまいりましょう!
本日の参加人数:モーニングセミナー朝礼23名 モーニングセミナー36名
次週1月2日は休会となります
次回のご案内
1月9日(木) 6:30~ 山形国際ホテル6階
講師:豊烈神社 代表社員宮司 斉藤博輝 氏
テーマ:霞ヶ城と豊烈神社
本ブログの講話内容記載で誤り等がある場合は、HPお問い合わせ又は事務局
ycrinri@gmail.comまでお申し出ください。