2024.11.22
2024年11月21日モーニングセミナー
2024年11月21日
第662回 経営者モーニングセミナー
講師:(一社)倫理研究所 法人局 参事 法人アドバイザー 大村秀明様
テーマ:「社風」
ブログをご覧の皆さま、こんにちは!
本日は一般社団法人 倫理研究所 法人局 参事 ㈱綜和 取締役会長 大村秀明法人アドバイザーよりご講話いただきました。
参加できなかった会員様、入会を検討している未会員様に講話内容を通し倫理の良さを少しでも伝わればと思い、本日の講話内容振り返りと私の所感を添えた形でお伝えします。
まず、会員スピーチがありました。本日は当会役職者、楽天生命保険代理店 川井博幹事でした。川井さんは入会してまだ10か月ほど。私が無理やり幹事に抜擢しましたが、良い意味で期待を裏切ってくれ役員仲間にしっかり溶け込み、諸活動をアクティブに行動し、その実力を徐々に発揮し始めております。まだまだ本当の実力は隠していますが、今後の活動を通して遺憾なく発揮されることを期待してます。その川井幹事は25年間務めた教員を辞め、自ら起業し今に至ります。その間、家のことはすべて妻任せ。教員という職業柄休みない人生だったと振り返ります。自ら事業を始め、人生の考え方が大きく変わった。何より家族を第一に生活していく大事さを感じた。
人に「共感できる、共感する」ことを強く学んだと感じ、社業に生かしている。倫理法人会に入会してなかったら一生気づかなかったであろう多くのことを、今後も実践して学んでいきたい。
とのスピーチを披露してくれました。
大村法人アドバイザー講話
人は皆、不安です。多くは自分のことをよく考えています。だけど、自分のことだけを考えてればよいのでしょうか。倫理法人会の会員さんは、1年で
・約50回のモーニングセミナー×(セミナー1時間+通勤1時間)=年間100時間
・会費¥10,000/月×12か月=12万円
これだけ時間とお金をかけている。ただ聞いただけでは何も変わらない。小さくてもいいから実践してみる、やってみることが大事。例えばモーニングセミナーでの栞の輪読。聞くだけか、声を出して輪読をやってみるか。=勇気を出してやるかやらないか。小さな1歩。この小さな1歩を積み重ねれば経営者として1歩前に出る勇気に変わる。
人はいつも比べる。多くは人と自分を比べる。そうすると劣等感を感じてしまう。
できない自分にコンプレックスが生まれ、後ろ向きになってしまう。
そうではなくて、比べるのは1年前の自分で良い。短所が多いと感じながらも、誰でも良いところはいっぱいあるはず。栞の第16条、一番の宝物は自分とある。それを磨くのである。
「これが良い」と自分で決め、1歩1歩実践して前に進む。失敗しても良い、なぜなら失敗からの学びが一番大きいからだ。やればわかる。やらなければ一生わからない。
目線の違いを学ぶことも大事。山に例えると、ふもとでの目線、2合目の目線、7合目の目線、頂上の目線、それぞれ違います。目線の違い=立ち位置の違いで見え方が変わるということ。
大村アドバイザーは北海道倫理法人会の相談役、会社に行けば会長、家では夫、父。先祖から見れば子、孫。とそれぞれの立ち位置があります。
年齢が上がれば上がるほど、過去の経験から多くの口出しをしたくなるもの。だが、各々それぞれの立ち位置で、一生懸命その目線の違いを理解し、学ぶことが重要。
同じように器の違いもある。結論は、悩み事をかかえる器を磨き大きくすること。人は自分の器に合った悩みしかない=越えられない悩みはない!この倫理の学びで器磨きをすべき。
どの立ち位置で、どんな悩みかで目線が変わる、実践によって結果が変わる=器が変わる。
併せて、かたよらない心・とらわれない心・こだわらない心=広くもっと広い心でいれば、人ってそんなに大きな悩みはないのではないか!
本日のテーマは「社風」にしました。皆さんはなんで倫理法人会に入会したのか?それは良い会社・事業にしたいとの想いからでしょう。社風とは社長・経営者が変われば社風が変わる=人の徳が磨かれれば変わるということ。
栞の第6条の言葉を借りれば「社員は社長の心を映す鏡である」
社員が傲慢で横柄な態度であった場合、嫌われるでしょう。これは社員が悪いんじゃない、社長が悪いのである。このことを肝に銘じる必要があるのでは。
苦難はわがままからくると考える。それを「我が強くなる」という。その「我」を捨てる。
それには①他人を喜ばす②清掃 身綺麗にする③朝起きをする。この中でも朝起きに注目。
早く起きる・サッと起きる・喜んで起きる。この3つの中でも喜んで起きるのが難しい。だが、①~③の実践で恩を感じることで感謝の心が生まれ、このことで、人に感謝することができるようになる。ほんの小さなことでも良い、その感謝の心を幸せと感じてほしい。幸せはつかむものではなく感じるもの。
人生には大なり小なり波がある。父は船乗り。アドバイザーが幼少期のころ危険な海で働く父から、波が来たとき横へ逃げれば船は転覆する。だけど正面から向かっていけば必ず乗り切れると言われた。栞の第2条苦難福門=難問が来たら人の本性が見える、それを倫理では伸びしろと考え、逃げるな。逃げなければ何とかなると教えてもらった。ただし、調子が良い時ほど後ろからの波に注意せよ。これはコントロールが効かない。だから普段から小さなことをコツコツと実践を積み重ね、波に逃げず正面から立ち向かうことが大事です。
- (A)当たり前のことを(B)バカになって(C)ちゃんとやる=足元(そっか)の実践これを磨けばよい。磨いているか自問しながら実践をする。
倫理では、みんなで幸せになろうとの教え。最小単位の組織「家庭経営」がうまくいかねば会社経営もうまくいかない。そもそもの自分経営を原点に、小さな実践をやり続けてください。変わらないのは、心からか変わると思ってないから。栞というバイブルで心の勉強をしてみんなで幸せになる勉強をこの倫理で学びましょう。 終
この講話を聞いて。
心待ちにしていた人気講師、大村法人アドバイザーの講話で気持ちが前向きになりました。
経営者は、日々悩み事とは切っても切れない立場です。1つ間違えば会社そのものを失う危険性に日々さらされております。
ですが、この物事の見方、目線で答えは変わるよ。日々コツコツとこれで良いと思ったことを積みあげ、その時が来たら一気に正面から立ち向かう。逃げてはだめだよ。という倫理哲学を学んだ講話でした。
自身、家庭、社業、地域、それぞれの課題の解決方法は心の在り方で変わるんだということを学び、どこか心の重しが軽くなった方は多いのではないでしょうか。
すべて倫理で解決することではありませんが、この学びを元に行動に移していく価値があることは間違いありません。
大村法人アドバイザー、貴重なご講話ありがとうございました。
最後に
今、この会の大事な仲間が自身の病気と向き合い、人生をかけ近く手術します。彼にとって今日の講話でいう人生の大波であれば、それに真正面から立ち向かうことで必ず乗り切れると確信しています。しかし、これは第三者意見。会社の社長、また、家族には小さな子供がいる身で受ける覚悟の手術。想像を超えたショックと苦悩と不安を抱えていることでしょう。それは家族・社員も同じでしょう。本人はそれに加え、例えようのない恐怖に立ち向かわなければなりません。私たちにできること、今はただただ治療に専念してもらい1日でも早い回復を願うのみ。どうかこの苦難を耐え大きな波を乗り切ってください。役員一同願っております。
その彼が本日我々にくれた言葉「皆さん彩りのある人生にしましょう」
その言葉を戻ってきたときにまた聞かせてください。
それでは皆さん、本日も彩りのある1日にしてまいりましょう!
本日の参加人数:モーニングセミナー朝礼20名 モーニングセミナー33名
次週のご案内
11月28日(木) 6:30~ 山形国際ホテル6階
講師:山形市中央倫理法人会幹事 ㈱カキザキ 山形国際ホテル 総務部長 尾﨑 秀真氏
テーマ:警察人生で出会った反面教師たち
本ブログの講話内容記載で誤り等がある場合は、HPお問い合わせ又は事務局
ycrinri@gmail.comまでお申し出ください。