会長ブログ

2024.11.17

2024年11月14日モーニングセミナー

20241114

661回 経営者モーニングセミナー

講師:山形市中央倫理法人会 会員  

   ㈱ヴェルティー 代表取締役 齋藤繁喜様

テーマ:私にとって倫理はすべてではない。しかし、倫理なしに今の自分はいない。

 

ブログをご覧の皆さま、こんにちは!

本日は前年度まで専任幹事で当会を支えてくれました㈱ヴェルティー 代表取締役社長 齋藤繁喜様よりご講話いただきました。

参加できなかった会員様、入会を検討している未会員様に講話内容を通し倫理の良さを少しでも伝わればと思い、本日の講話内容振り返りと私の所感を添えた形でお伝えします。

 

昭和5265日、長井市で誕生。祖父が長井市で㈱ベルティーサイトウを創業、自身は3代目。東京で修行後、2000年に帰郷し入社。現在入社24年目。16年前結婚を機に山形市に移住。3年前に㈱ヴェルティーに社名変更。既存事業の他にリブランディング事業も進めている。

 

若いころは、青年会議所、商工会青年部の皆さんに囲まれ育ててもらった。

幼いころ親にあちこち連れて行ってもらい、頼もしい親の背中を見せてくれた。世界の中の日本も見たことで、自分が思っていた世界の中の日本を知ることができた。

創業78年。5年先10年先を見て、今思うこと。それは、会社は預かりもの、1度たりとも経営を語ればこの会社を無くしてはならない。次世代へ引き継ぐもの、ことを考えることが不可欠。それには理念の実践しかない。

「商売は正売」

おかしな世の中だとマスコミ等が騒ぎ立てる。いつからこんな世の中になったのだろうか?規律を守らない若者が70%もいる、これは親を映す鏡ではないかと思う。親は、親として守ることの大切さ・尊さを持った背中を子供に見せることが最大の責務ではないか。

企業も社会的責任の方向性が変わってしまったようだ。旧松下電器、創業者松下幸之助氏は「松下電器は人を作る。併せて物を作る。」このように倫理観を持つべきだと思う。

私はそのような生き様をしたい。言葉で生涯を語りたい。

 

これまでの人生で

自らの使命を自分で決めたい。

もがき苦しみ自己の未熟さを痛感。

皆様から助けられ生きてきた人生。

今の自分を貫いて生きる。

運命は決まっている。

自分は何を目指すのかと問い詰める。

こんなことを考えた場合、それを1文字で表すと「道」がふさわしいと思う。

道とは首=人間、しんにょう=往来を表す。単に技術だけでなく、人を磨く。それが「道(どう)」。武士道、剣道、柔道…技術とは別に世のため人のため→自分のためという考えが金備わっている。

私は親の愛に育まれて育ってきた。子供のころは教わったことを素直にして成長してきた。最近はどうか?感謝の心の表れは挨拶に出ると思う。成長した我々は自ら挨拶はできているか。

 

 

人は必ず死を迎える。私は死に美学を持っている。それは自身が死んだ時「おやじのようになりたい」と思われることが本望。人生の終わりを意識して生きていきたい。何をしてきたより、誰に何を残せたかが大事と思う。

私は倫理という学び舎でかけがえのない仲間とのご縁をもらったことに感謝してます。世界81億人の中で出会えた数はほんの一握りですが、出会えたご縁をどのようにしていくのかは己の意識しだい、志高い人、常に前向きな人と出会えた。私の中の伝統の灯となり、自己革新の源となっている。少年時代のような純粋な心で倫理を学べている。この純粋倫理を学ぶ人が増え実践者になれば、人、もの、形がより良くなる可能性がある。

 

 

富士研に参加し5つを学んだ。①挨拶②清掃(後始末)③時間の管理④コミュニケーション⑤感謝の気持ち。

自社の繁栄がありこういった学ぶ機会を得た。今のままで良い、では何も変わらない。力の限り悩み実践・挑戦する。それは、過去にとらわれ過ぎない、同時に、視野を広げること。

一期一会の人生。覚悟をもって自分の全力を出し切ること。そうすることで人のありがたさを感じれば本当の強さを得ることができる。自己成長を楽しんでいきたい。

倫理なしに未来の私はいない。   終

 

 

この講話を聞いて。

いつも繁喜さんはニコニコ。どんなことでも「はい、喜んで」と前向きな返事と驚くくらいの行動力で2年間専任幹事を務められました。その雰囲気とは別の、どこか哲学者のような達観者のような語り口で普段聞けない内容をお話しいただきました。我々は日々自分の仕事での悩みや困難が付いて回ります。時に仕事を理由に己の人生が悪くなったという人さえいます。商売は正売だということの意味を教えてもらいました。

 

また仕事、会社の生く末を1度でも語ったらこの会社事業を無くしてはならない覚悟を持つこと。自分の人生の終わりにおやじのようになりたいと思われたい。との言葉は刺さりました。同じ感覚の方も多いと感じます。

ビジネスHowToではないところの倫理の学び。純粋な心をもった子供の気持ちで大人になった今も行動・実践することで結果的にビジネスにつながり、家族、会社、社員、関わる全てに返されるのが倫理のすごいところだと感じました。深い話の際には、良い意味で普段見ることの少ない真剣な眼差しが印象的でした。

朝食会ではいつものニコニコ顔。今度は、失敗談も聞かせてね。とのリクエストも。

必ず次回講話があるでしょうから、その際は心配・復活談を聞かせてもらいましょう。

 

 

齋藤繁喜さん、貴重なご講話ありがとうございました。

 

 

それでは皆さん、本日も彩りのある1日にしてまいりましょう!

本日の参加人数:モーニングセミナー朝礼20名  モーニングセミナー44

 

次週のご案内

1121日(木) 630~  山形国際ホテル6

講師:(一社)倫理研究所 法人局 参事 法人アドバイザー 大村秀明様

テーマ:「社風」

本ブログの講話内容記載で誤り等がある場合は、HPお問い合わせ又は事務局

ycrinri@gmail.comまでお申し出ください。

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