2024.09.20
2024年9月19日モーニングセミナー
2024年9月19日
第653回 経営者モーニングセミナー
講師:一般社団法人 倫理研究所 研究員 勝又一真氏
テーマ:「つながる」
ブログをご覧の皆さま、こんにちは!
本日は(一社)倫理研究所 東北・北海道方面 勝又一真研究員の講話でした。
参加できなかった会員様のため講話内容を要約した形でお伝えします。
昭和60年6月生まれの39歳のナイスガイ、見た目を大きく裏切る衝撃のスタートでした…
鹿児島で生まれ、妹1人と弟1人がいる長男、大学入学を機に東京へ。大学2年生時、母から1本の電話「離婚します」と。父は旅行業を営んでおり、何の問題もなく学生生活を楽しんでいた。ところが、父が連帯保証人となっており、2億円もの借金を背負うことで倒産、そして離婚。小さいころから両親は仲が良いものと思っていただけに、そんな重大なことを事後報告として聞き、喪失感、虚無感に陥る。それを紛らわせるようにギャンブルにはまり依存症へ。小さい家が建つほどつぎ込んだ。
心配した妹弟が極金欠の兄のアパートへ布団を持ってくることがあったが、恥ずかしさで会えず、号泣の日々。
帰郷後は、母と2人暮らしでの3年間引きこもり生活。ゲームの日々。でも、母は私のすべてを受け入れてくれ何も言わないでいてくれた。
「変わりたい」一心で、ダイソーでのバイトを開始。ご近所さんから家庭倫理の会をすすめられ入会。その後、青年委員長となり全国大会へ。5,000人の前で7分間話したとき、話し終えると目の前の視界が開け、目の前に多くの知り合いが応援に来ていた。その中心に両親がいた。
その姿から両親に恩返しがしたいと決意。大会後、倫理研究所からオファーがあり、研究員となる。
入所後、鹿児島の父に対し3つの実践決める。
1:1日通信(毎日はがきを書いて送る)
2:毎日清掃
3:父とお酒を酌み交わす
1と2は何とか続けられた。3だけは嫌で仕方ない…
意を決し帰郷の際、初めて父と語り合った。倒産の話を聞くと、離婚したのは母と自分たち子供を守るためだったと知る。深い話をすることで父を心から尊敬できるようになった。初めて父と繋がったと思った。この経験からようやく自分に自信が持てるようになり今に至る。自分自身、入所依頼8年間富士研担当をすることで、こういった親子や社会とのつながりがいかに大事か実感した。
これからは「つながりの質」を高めたい。人はつながりの意識を持っていれば大丈夫。つながりの意識がなくなると要注意となる。自分が生きるすべてのつながりを持ち、関わり続けるように生きていただきたい。
以上が要約となります。
この勝又氏は、私が3月に受講した富士研で食事作法など講座を担当。その際も、自身の前職から現職までことを聞きましたが、ここまで深いお話には本当に驚きました。見た目も話す口調も穏やかで、決してギャンブル依存症だったなどと想像できませんでした。父との確執もあり、赤裸々に語っていただくことで最後には親近感を覚える自分がいました。今後も方面行事で顔を合わせる機会があると思いますので、その日を楽しみに再開を誓い合いました。
最後に「研究員が一番倫理を学ぶ立場なんです」と一言。とても印象に残る言葉でした!
それから!
会員スピーチがありました。これは、当会員が倫理の実践内容を含め数分にまとめたスピーチをする機会です。
本日は新役員、㈱一条工務店 山形平清水展示場 店長 髙橋正尚氏でした。
自己紹介、生い立ち、苦難、現状をはっきりとわかり易くスピーチいただきました。彼もイケメンナイスガイ!普段見えない新たな一面が見れ、さらに人気が出るでしょう! 髙橋幹事、ありがとうございました。
それでは本日も彩りのある1日にしてまいりましょう!
次週のご案内
9月26日(木) 6:30~ 山形国際ホテル6階
講師:東北文教大学 助教授 伊藤就治氏 学生:押野亜美氏 長岡光希氏
テーマ:学生主体の認知症の支援の輪を広げる取り組み