会長ブログ

2026.07.03

2026年7月2日モーニングセミナー

2026年7月2日
第741回 経営者モーニングセミナー
講師:山形市中央倫理法人会幹事 夢成㈱ 敬護事業部 コンパスウォーク上山石崎店 主任 丹野勝次(まさし)氏
テーマ: 富士研で学んできたこと

 

ブログをご覧の皆さま、こんにちは。
本日のモーニングセミナーは当会の元気印、夢成㈱丹野勝次幹事によるご講話でした。参加できなかった会員の皆さまや、入会をご検討中の皆さまに講話の魅力が少しでも伝わればと思い、私なりの学びと感想を添えてご紹介いたします。

 

 

今日は富士研でのトップリーダーのことと、それを含めた学びの2つのお話をしたいのですが、学びの話しは家族のことが含まれます。そうすると「必ず泣きます!」ので先に富士研のお話から始めます。
私はもともと介護職として働いていましたが、結婚後、将来の生活を考えたときに収入面への不安を感じ、一度業界を離れました。その後、当時奥さんがバイトをしていた所を紹介してもらいました。
そこで現在の上司であり当会の副会長、菊池勇棋氏とのご縁が人生の転機となり、夢成㈱へ入社することになりました。
その後、菊池副会長から倫理法人会に誘われ、モーニングセミナーへ参加をすることで、多くの経営者の考え方や実践に触れるようになりました。
最初は「朝早くて大変だ」と感じていた活動も、次第に役割を任されるようになりました。幹事と昨年度からは「誰よりも早く会場へ入り、明るく参加者を迎える」という小さな実践を毎週続けるようになりました。ただし、会場入りの早さは樽谷専任幹事にはなかなか勝てません。特別な能力ではなく、自分にできることを積み重ねる姿勢が今日に繋がっていると感じます。

 

 

以前に経験した会員スピーチをきっかけに富士研への参加を決意しました。研修前には「厳しい」「まるで収容所のようだ」など様々な噂を耳にし、不安もありましたが、「自分が変わらなければ何も変わらない」と考えるようにしました。
参加前日、県会長から「丹野さんはトップリーダーになってください」との激励を受けました。そして当日、予想もしなかった出来事が起こります。参加者101名の中でなんと本当にトップリーダーに選ばれたのです。しかし私は経営者ではなく会社の主任。「社長でもない自分が、全国から集まった経営者やリーダーに指示を出せるのだろうか」と大きな戸惑いを感じます。
その時、講師から言われた言葉が心に深く残りました。
「会社では主任かもしれない。しかし、この3日間はあなたがトップリーダーです。」
人は肩書に縛られ、自信を失うことがあります。しかし、本当に大切なのは立場ではなく、「今与えられた役割を全力で果たすこと」だと気づかされた瞬間でした。トップリーダーとして何をすればよいか分からない中、最初に始めたのは、「誰よりも元気に挨拶をする」という、とてもシンプルなことでした。
難しい指示や統率ではなく、今の自分が確実にできることはこれでした。その積み重ねが班のメンバー、各リーダーとの信頼を生み、少しずつ組織全体を動かす力へと変わっていきました。

 

 

研修では101名全員で行う「入室チェック」という課題に挑戦しました。全員の動作や声、お辞儀を完全に揃えるという非常に難しい内容で、何度挑戦しても合格できません。しかし、繰り返し挑戦する中で、参加者全員の気持ちが一つになり、ついに合格を勝ち取ります。
後に講師から「動作だけでなく、全員の心が一つになっていた」と評価されたことが印象的でした。また、掃除のチェックでは一晩で170か所以上の指摘を受けます。原因を考え、「各チームリーダーに誰がどこを担当するのかを明確に決めていなかった」ことに気づきました。役割を整理し、具体的な指示を出した結果、翌日には指摘箇所を約60か所まで減らすことができました。
この経験から、「リーダーは方向性を示し、分かりやすく伝えることが何より重要である」ことと「組織は気合いや根性だけでは動かず、明確な言葉と役割分担があって初めて成果につながるということ」を学びました。

 

 

一方で、富士研で最も心を動かされたのは、家族と向き合う時間でした。
裸足で石の上を歩く実習では、「この痛みは、お母さんがあなたを産んだ時の痛みの1000分の1ほどです」と言われました。その言葉を聞いた瞬間、痛みは軽くなり母への感謝が自然と湧き上がりました。
さらに瞑想では、「あなたの大切な人を思い浮かべてください」と促されます。
頭に浮かんだのは、両親、妻、子ども、そして流産によって会うことができなかった我が子でした。
最初に出てきた言葉は「ありがとう」。しかし、その後すぐに込み上げてきたのは「ごめんね」でした。生まれてくることができなかった我が子に
「守ってあげられなくてごめん。」
「感謝を伝えられなくてごめん。」
の強烈な想い。涙が止まりませんでした。
さらに、コロナ禍で亡くなった祖父との最期の一幕。いよいよという前日に介護士の妹からTV電話がありました。その時は「頑張って」としか伝えられなかったことは今も悔やんでいます。この経験から、「ありがとう」や「ごめんね」は、亡くなってからでは遅い。生きている今だからこそ伝えなければならないと強く感じました。その経験以降、できるだけ両親にも連絡を取り「自分は元気だよ」「最近どう?」といった何気ない会話を大切にしています。

 

座禅瞑想の実習でも大切な人を思い浮かべました。
その中で、結婚前に父から「結婚はままごとではない」と喝を入れられたこと。母からは常日頃から私を心配している言葉をかけてくれていたこと。妻には毎日遅くまで仕事の毎日で子供たちの寝顔しか見れていなかったこと。また、職場で利用者が亡くなる場面やその一報を受けた経験。いろんな現実と向き合い人はいつ亡くなるか分からないという現実を改めて受け止め、一日一生の気持ちで、日々の関わりや何気ない会話を大切にしなければならないと考えるようになりました。

 

 

現在、奥さんが新しい命を授かっています。現在妊娠3ヵ月。一度失った命、今その新たな命が帰ってきてくれたと感じ、「今度こそ妻と子どもを守りたい」という決意で日々を過ごしていきます。

 

【講話を聴いて】
いつも丹野幹事はモーニングセミナー会場準備を率先して行い、本来の役員集合時間にはほぼ会場ができあがっております。毎回頭が下がります。モーニングセミナー本番では一番前の席を陣取り、誰よりも大きな声で会の進行を手助けしてくれてます。
今日が講話4回目の日。初参加の富士研でいきなりのトップリーダー。
何をしていいのかわからない丹野幹事の心に「この3日間はあなたがトップリーダーだ」と言われたことで覚悟を決めた丹野幹事。自分の立場ではなく、与えられた役割に真っすぐ向き合う姿勢へと変わったという話は、私たちも仕事や地域活動の中で、「自分にはまだ早い」「自分には荷が重い」と役割から逃げてしまうことがあるのではないかと考えさせられました。結局、人は役割を引き受け、その責任の中で成長していくものなのだと改めて感じることができました。

 

 

また、101名をまとめる入室チェックや掃除チェックの話からは、組織づくりの本質を学びました。最初は思うようにまとまらなくても、自ら率先して挨拶を続け、全員に目的を伝え、役割を明確にしていくことで組織は少しずつ一つになっていきます。特に印象的だったのは、「動作が完璧だったから合格したのではなく、全員の気持ちが一つになっていたから合格だった」という言葉です。会社でも地域活動でも、技術や能力だけではなく、「同じ方向を向くこと」が何より大切だということを教えてもらいました。

一方で、「家族への感謝」もすごく伝わりました。。富士研での瞑想を通して、ご両親や奥様、そして流産されたお子さんへの「ありがとう」と「ごめんね」が自然とあふれ出たというお話には胸を打たれました。私たちは身近な存在ほど感謝を言葉にできず、「分かってくれているだろう」と思い込んでしまいがちです。しかし、人との別れは突然訪れることもあります。祖父との最後のビデオ通話のエピソードは、「伝えたいことは、生きている今しか伝えられない」という大切な教訓を我々に教えてくれました。
仕事に一生懸命になることはもちろん大切ですが、その一方で、家族との時間や感謝を伝えることを後回しにしていないだろうかと、自分自身を振り返るきっかけにもなったのではないでしょうか。
今日の講話から、より丹野幹事の人柄が見えた時間となりました。そして仕事の成功だけでなく、人としての温かさを忘れないことこそが本当の成長につながるのだと深く感じた講話でした。
丹野勝次幹事、本日は心に響くご講話をありがとうございました。

 

それでは皆さん、本日も彩りのある1日にしてまいりましょう!

 

本日のモーニングセミナー参加人数:27名

次回のご案内
7月9日(木) 6:30~  山形国際ホテル6階
講師:一般社団法人倫理研究所 法人局 参事 伊藤俊郎 法人アドバイザー
テーマ: 共存(尊)共栄

本ブログの講話内容記載で誤り等がある場合は、HPお問い合わせ又は事務局
ycrinri@gmail.comまでお申し出ください。

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