会長ブログ

2026.06.26

2026年6月25日モーニングセミナー

2026年6月25日
第740回 経営者モーニングセミナー
講師:山形市理法人会 幹事 メトロポリタン山形 総支配人付部長 鈴木陽子氏
テーマ:運命自招~自ら招き自ら造っていき~妄想から得る一歩の勇気(直前に変更となりました)

 

ブログをご覧の皆さま、こんにちは。
本日のモーニングセミナーは、山形市倫理法人会の鈴木陽子幹事によるご講話でした。参加できなかった会員の皆さまや、入会をご検討中の皆さまに講話の魅力が少しでも伝わればと思い、私なりの学びと感想を添えてご紹介いたします。

 

 

プロフィール:山形県大江町生まれ 。天童温泉滝の湯ホテル女将との出会いにより、接客に興味を持ち一年間「日本の心=おもてなし」について学ぶ。それを機に、ホテルの総支配人を目指しホテル業界入り。平成5年ホテルメトロポリタン山形開業と同時に入社。バンケット、宴会予約、営業、婚礼営業、婚礼企画を経て平成20年ホテルメトロポリタン仙台に転勤、ホテルの広報担当として企画部門に身を置く中、東日本大震災を経験。宿泊部長として仙台、福島合わせて55名の宿泊部スタッフと日常を取り戻すために奮闘。平成26年山形勤務となり、営業、総支配人室を経て、営業統括次長としてコロナ禍を走り回り、令和6年より総支配人付として現在に至る。

 

山形県大江町の小さな集落で、分校でなく本校であった小学校にたった一人で入学・卒業しました。当時大きな話題となり、ドラマ化され有名なメディア番組にも出演。小学校は複式学級、そのため一つの問題に対して複数の考え方を求められる教育を受け、「答えは一つでも、そこへ至る道は人それぞれ違う」という柔軟な思考の多様性を学びました。今となってはこの経験が、その後の人生や仕事において、多角的に物事を捉える力につながったこと実感してます。

 

 

7歳時、当時41歳だった父親を亡くしました。突然のことで状況を受け止めきれず涙も出ませんでした。葬儀後に担任からの宿題「私のお父さん」の作文(原稿用紙10枚)を書くことで父との思い出がよみがえり、自分の気持ちと向き合えたことで今でも存命の頃を鮮明に覚えてます。そして、笑顔を失った母親を元気づけたいという一心で、当時は虚弱体質で運動が苦手だったにもかかわらず360日欠かさず朝練を続け、マラソン大会で一番になりゴールテープを切ることが出来ました。朝練を続けていると地域の方々が一生懸命応援してくれ「やればできる」という自信を初めて感じました。この成功体験が、後の人生の大きな支えになりました。

 

中学校入学を機に引越し、今まで同級生ゼロだった自分に200名を超える同級生ができました。1年生の2学期頃から突然「透明人間」のような扱いを受け苦しい時期を経験。しかし、諦めることなく学校へ通い続けました。2年生のクラス替えを機に自ら行動を変えたことで人間関係を築き直し、自分の居場所をつくっていったことはまさに「意地」でした。

 

 

ホテル業界へ進むきっかけとなったのは、天童温泉「滝の湯」の女将との出会いです。当初は別の進路を考えていたものの、その姿に憧れホテルマンの道を志しました。滝の湯時代は「滝の湯」の看板を背負っている自覚を持ちなさいという厳しい指導を受け、接客だけではなく、プロとしての姿勢や責任感を徹底的に仕込んでもらいました。おかげで「気になることは納得するまで!」が私の信条になりました。

 

メトロポリタン山形はJR東日本のグループ企業です。当時の後輩から「鈴木陽子のつくり方」を教えてとの質問を受けました。はじめは褒められたと思っていましたがそうではありませんでした。自分だけ突っ走っていた当時。自分だけで完結せず水平展開して後輩に継承しなさいという教えでした。この気づきで再現性のある形にして次につなぐことが本当の自分の役割だと知ることができました。

 

 

東日本大震災当時、メトロポリタン仙台での勤務中でした。帰宅できなくなった約1,000人をホテルへ受け入れ、限られた資源の中でダンボールやテーブルクロス、ゴミ袋まで活用し、一夜を過ごせる環境を整えました。さらに、おにぎりやパンをかき集め仕分けし二人で一袋ずつ分けたことで、他人同士でも自然と小さなコミュニティが生まれ、人々がお互いを気遣いながら落ち着いて過ごせる空間ができたことは感動しました。危機管理とは、物資を備えることだけではなく、人と人とのつながりをつくることでもあるという考え方と「最悪の事態を想像しておけば、有事の際では落ち着いて行動できる」という考え方も、実践で気づくことができました。

 

上杉謙信の「運は天にあり、鎧は胸にあり、手柄は足にあり 死なんと戦えば生き、生きんと戦えば必ず死するもの」(運命は天が決めるが、備え(信念・覚悟)は自分の胸の中にあり成果は自らの足(行動)で稼ぐもの、覚悟を決めて挑めば道は開け恐れて立ち止まれば道は閉ざされる)
という言葉に出会い大切にしています。実践とはこういうことなんだと私自身学びになりました。現状に満足することなく、妄想から始まる自分の夢を明確に描き、一歩を踏み出す勇気をもって未来を切り開いていきます。

 

【講話を聴いて】
山形市倫理法人会の女性幹事としておなじみの鈴木陽子さん。いつもパンツスーツ姿で姿勢よく、でも時より人と目線を合わせ思いっきり山形弁で接客している立ち居振る舞いはザ・ホテルマンです。

柔軟な中にもどこか芯がぶれない強さを感じてました。本日のテーマであり講話での一番の印象は「妄想は実践の入り口」という言葉です。夢を描くだけではなく、その夢を現実にするためには、具体的にイメージし、一歩を踏み出すことが大切だというメッセージに深く共感しました。その実践の結果が今の鈴木陽子さんの姿なんだと理解できました。

 

また、東日本大震災で約1,000人の帰宅困難者を受け入れたホテルの対応には、大きな感動を覚えました。十分な物資がない中でも、「あるもので何ができるか」を考え抜き、人と人が助け合える環境をつくり上げた姿勢は、まさに経営にも通じる考え方だと思います。危機の時ほど知恵と行動力、そして人を思いやる心が組織の真価を決めるのだと教えてもらいました。さらに印象的だったのは、幼少期から数々の困難を経験しながらも、その一つひとつを前向きな力へと変えてきたことです。環境や境遇を言い訳にせず、「自分はどうしたいのか」を問い続け、挑戦を重ねてきた姿に大きな勇気をいただきました。
私自身も会社を経営する立場として、日々さまざまな課題に直面します。しかし、目の前の問題だけを見るのではなく、その先にある理想や夢を描きながら、仲間とともに挑戦し続けたいと思います。そして、どんな状況でも「できない理由」ではなく「できる方法」を考え、お客様や社員、地域に希望を届けられる存在でありたいと改めて感じた、大変学びの多い講話でした。

 

鈴木陽子幹事、本日は心に響くご講話をありがとうございました。

 

それでは皆さん、本日も彩りのある1日にしてまいりましょう!

 

本日のモーニングセミナー参加人数:30名

 

次回のご案内
7月2日(木) 6:30~  山形国際ホテル6階
講師:山形市中央倫理法人会幹事 夢成㈱ 敬護事業部 コンパスウォーク上山石崎店 主任 丹野勝次(まさし)氏
テーマ: 富士研で学んできたこと

 

本ブログの講話内容記載で誤り等がある場合は、HPお問い合わせ又は事務局
ycrinri@gmail.comまでお申し出ください。

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