会長ブログ

2026.05.15

2026年5月14日モーニングセミナー

2026年5月14日
第734回 経営者モーニングセミナー
講師: 山形市・山形市霞城・山形市中央・仙台広瀬倫理法人会 会員企業
社会福祉法人 敬寿会 鈴川敬寿園 業務主査兼介護支援専門員 伊藤 裕美子氏
業務主査兼生活相談員 菊池 純一氏
テーマ: 「生産性向上を目指し、ICTを活用して質の高いケアを目指す」

 

 

ブログをご覧の皆さま、こんにちは!
本日のモーニングセミナーは、会員企業 鈴川敬寿園の伊藤裕美子氏、菊池純一氏、お二方の講話でした。
参加できなかった会員様、入会を検討している未会員様に講話内容を通し倫理の魅力を少しでも感じていただけたらと思い、私の耳で受けた講話内容と私の感想を添えた形でお伝えします。

 

 

伊藤裕美子氏:
所有資格:社会福祉士 介護福祉士 主任介護支援専門員
平成16.4 敬寿会入職 グループホーム敬寿園配属 介護員として勤務
平成22.4 地域包括支援センター敬寿会配属 社会福祉士として勤務
令和1.4 山形敬寿園居宅介護支援事業所配属 主任介護支援専門員として勤務
令和3.4 鈴川敬寿園 主任生活相談員として勤務
令和6.4 業務主査兼介護支援専門員として現在に至る

 

 

敬寿会は平成6年7月山形で発足しました。山形を拠点とし現在は宮城・埼玉・東京・神奈川に21拠点・105事業所、職員は1,000名を超える広域的な法人になりました。
敬寿会の基本理念は・プライバシーの保護・自主性の尊重・自立支援・個別援助計画に基づく生活支援・介護介助。
鈴川敬寿園は①「小規模特別養護老人ホーム鈴川敬寿園(定員29床)」、②「ショートステイ鈴川敬寿園(10床)」、③「小規模多機能型居宅介護事業所鈴川敬寿園(定員29名)」の3事業所で構成される複合施設です。
①小規模特別養護老人ホーム鈴川敬寿園では9~10人を1グループとする「ユニット型個室」となっておりプライバシーが確保された個室と交流の場であるリビングが一体、家庭的な雰囲気の中で孤独感が軽減されています。地域密着型なので山形市在住の方のみ入居者対象となります。
②ショートステイは在宅で生活されている介護認定を受けた方の定期的な利用や家族不在時の短期間の預かりなど特養老人ホームと同じユニット型個室です。
③在宅で生活を続けるために、通所・訪問・泊りのサービスを同じ事業所で受けることが出来ます。365日24時間対応で在宅生活をささえます。

 

 

鈴川敬寿園は利用者の生活リズムを尊重し、起床や食事時間を固定せず、自宅での生活ペースに合わせた個別ケアを心がけています。
食事は常食からミキサー食まで4形態、浴室は一般浴・座ったままでのチェアー浴・寝たままでのストレッチャー浴の3種類を用意、個々の身体状況に対応しています。
気になる料金は世帯収入や要介護度に応じた段階制です。職員は多職種で連携協力し、園内には手作りの保護具や筆談ボード・本など入居者が過ごしやすいよう工夫を凝ら一人ひとりに対応、年中行事も安全に実施する工夫・ケアをしています。
入所サービス以外でも自宅で暮らす方のための通い、短期間の宿泊、ご自宅への訪問サービスなど様々なサービスを展開し、それぞれが連携を取りながら地域高齢者の皆様のより良い生活を支えるために日々精進しております。これからも続けてまいります。

 

 

菊池純一氏:
所有資格:介護福祉士 社会福祉主事 介護支援専門員
平成27.5 敬寿会入職 沼木敬寿園介護員として勤務
令和3.4 鈴川敬寿園 介護主任   現在は業務主査兼生活相談員

 

 

日本の生産年齢人口の減少を背景に、一般的な生産性向上の捉え方としては、従業員及び労働時間数当たりの付加価値額を設備投資や労働の効率化などにより向上させるものである。生産性はインプットとアウトプットの分数で表しますが、その間にあるプロセスに着目して取り組む重要性が指摘されております。
介護業界も人材の確保が困難になる中、「介護現場における生産性向上」が重要となります。これは単なる業務効率化ではなく、「一人でも多くの利用者に質の高いケアを届ける」といった介護の価値を高めることを定義とします。
業務効率化で生まれた時間を、利用者とのコミュニケーション充実に充て、ケアの質を高めることが目的であり、その手段としてICT機器の活用が挙げられます。その中の一つが「眠りスキャン」です。これはマット状の測定機器をマットレス下に設置し、眠りの呼吸・心拍・体動から利用者の睡眠、覚醒、離床状態をリアルタイムで可視化するICT機器です。これにより、夜間など目の届きにくい時間帯でも状態を把握し、覚醒したタイミングでトイレに誘導するなど、個別のケアが可能となります。また、機器測定から生まれる「睡眠日誌」や「呼吸・心拍日誌」機能は、生活リズムの把握や体調変化の早期発見、看取りの対応に役立ちご家族様への安心にも繋がっています。

 

また、眠りスキャンの導入により、従来の一律な夜間巡視から、覚醒している方や離床リスクが高い方を優先する個別巡視が可能となり、転倒予防や安眠確保に繋がってます。そして、「眠れない感じ」といった感覚的な情報共有だったのが、「3時から起きている」といった客観的データに変わるため、職員間のケア方針の統一が図れ、多職種連携も円滑になりました。同時にデータに基づき中途覚醒の原因を分析することで日中の活動量を見直すなど、根拠のあるケア計画を立案できるようにもなっております。
蓄積されていくデータを活用することで、利用者一人ひとりに合わせたケアの提供が可能になりサービスの質向上も期待されています。
今後もICTを効果的に活用しながら、職員と利用者双方にとって、より安心で快適な環境つくりを進めていきます。

 

 

講話を聴いて
伊藤さんによる鈴川敬寿園様の現在と3つの事業所・内容の違い
菊地さんによるICT導入事例の紹介と実務の変化
をそれぞれお話ししていただきました。
介護施設と聞いて私は今まで漠然としか思うことができませんでしたが今日のお話を聞いて、事業の違い、施設の雰囲気や部屋・食事・生活スタイルなど細やかに利用者に寄り添った対応を職員の方々がしてくれていることを知ることができました。また、眠りスキャンという機器を使った実例紹介は夜のリスクマネジメント、様々な事故の防止や利用者のストレスの軽減に直結していることでICT導入効果が素人の私でもはっきりとわかりました。
日々のデータ活用で様々なことがわかり先を読める現場対応が業務の効率化となり、そこで生まれた時間を利用者とのコミュニケーションの時間に当てられることでケアの質がより一層高まるといった付加価値が今後の敬寿会様の発展につながるのではないでしょうか。

 

山形を拠点とし今や21拠点105事業所、職員も1000名を超える大規模法人。ですが話を聞いて、しっかりと各地域に根付いて人対人の毎日の積み重ねが付加価値を生み出し今の姿になっているのでしょう。
今後ますます日本は少子高齢化となります。誰しも自分の親や自分の将来の姿から逃げることはできません。今日の講話で敬寿会様の存在感が一段と高まったのではないでしょうか。
伊藤裕美子さん、菊池純一さん、本日は貴重なご講話ありがとうございました。

それでは皆さん、本日も彩りのある1日にしてまいりましょう!

 

本日のモーニングセミナー参加人数:48名

 

次回のご案内
5月21日(木) 6:30~  山形国際ホテル6階
講師: 山形市倫理法人会 会員企業 弁護士法人 武田法律事務所 武田朋泰氏
テーマ: 苦難福門~悪質クレーマー対応の法知識~

 

本ブログの講話内容記載で誤り等がある場合は、HPお問い合わせ又は事務局
ycrinri@gmail.comまでお申し出ください。

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