2025.02.01
2025年1月30日モーニングセミナー
第671回 経営者モーニングセミナー
講師:一般社団法人倫理研究所 法人局 参事 伊藤勇二法人アドバイザー
テーマ:「途上国から見た日本の倫理の凄さ!」
ブログをご覧の皆さま、こんにちは!
本日のモーニングセミナーは一般社団法人 倫理研究所 法人局参事 、
祇王運送㈱ 取締役相談役 伊藤勇二法人アドバイザーをお迎えしご講話いただきました。
参加できなかった会員様、入会を検討している未会員様に講話内容を通し倫理の良さを少しでも伝わればと思い、本日の講話内容振り返りと私の所感を添えた形でお伝えします。
本日は講話前に会員スピーチがありました。本日は(有)鳳南のオーナー斉藤智恵様のスピーチでした。斎藤さんのお店は山形市八日町で餃子と五目焼きそばの2品で勝負する飲食店。昨年1月16日オープンし1年が過ぎました。もともと仙台で生まれ育ち地元でこの店を両親が創業、運営してましたが41歳で授かった一人息子の保育園入園を機に旦那様の地元山形に移住。義両親と同居だが、同時に山形市に実両親が移住したことで八日町にお店をオープンさせた。以前は仙台宮城野倫理法人会に所属。てんやわんやで楽しい日々だが息子とどう接するといいのか?と思い始め、もう一度倫理を学びたい気持ちに。親交ある方からの紹介で当会へ昨年11月入会。しっかりと根をはりふんわりした心で子供を見守りたい。倫理で自分の在り方を学んできた。子供が成人した時に笑顔で祝福できるようにこれからも学び続けていきたい。
スピーチ 終
伊藤勇二法人アドバイザーの講話です。
福井県出身、まだ72才。山形市中央倫理法人会に来たのは2回目。前回は令和2年12月24日(23日は倫理経営基礎講座講師)だった。当時の会長は、布施将光会長(当会5代目会長)で会員数182社。しっかり覚えている。とのセリフからスタート。
アドバイザーは53年前から世界一周放浪の旅(中南米・中近東・アフリカ・東南アジア等)今までの人生で2度アフリカへ一人旅した。
1度目は53年前。世界一周の途中ヒッチハイク・野宿をしながら6カ月アフリカに滞在。モロッコ、エジプト、スーダン、エチオピア、ケニア、タンザニア、ザンビア、コンゴなどをまわった。
2度目は2年前(70才)。リュック一つで行った。南アフリカ、ボツワナ、レソト、エスワニティ、ナミビアに行った。
53年前は、若さもあったが国々の治安は今ほど悪くはなかった。だからヒッチハイクや野宿ができた。でも今は、特に南アフリカは世界一危険な国とされている(毎日60人以上が殺害)。対して世界一安全な国は日本だった(毎日2人くらい殺害)。アフリカ諸国では身なりが良いと襲われたり常に狙われたりする。自身はYouTube『タビビトゆうじ』をやっているので普通の観光客がいかないところへ行きたいという想いが強く、見る目線も23年間倫理を学んできた感覚からいうと日本の常識・非常識がはっきりと見て取れた。(文化のギャップ)
中でもボツワナの首都ハボローネでは約1か月ホームステイした。その首都では10台の車が走っているうち免許証保有者が2台くらい。車検・保険制度なし。市街地は信号機があるが誰も見てない。車が来るか来ないかで道路を横断する。ハボローネから隣国のザンビアに行った時、バスで15時間の移動。出発前は車内通路にゴミはなかったが目的地に着くころにはゴミだらけ。宿への移動はタクシーだが運賃の事前交渉が必要。その際でも簡単に10倍くらいふっかけられる。ぼろぼろのタクシーでの移動中、おもむろに停車、何かと思えば燃料が切れるから燃料代を出せだの目的地に着き支払いを済ませれば、紙幣の1枚を瞬時に隠し金額が足りない…翌日の迎車予約をしたものの来ないのは当たり前。
こういった、「ゴミだらけ」「ごまかし」「金をせびる」「ぼったくり」「約束を破る」といった倫理観のない国は発展はないだろうと感じた。
この経験から、これを『会社』や『家庭』に置き換えたら同じことではないかと気が付いた。自身はそうならないため22年前から25の実践を自らに課した。①4時30分に起きる②女房のいうことはすべて聞く③お仏壇にお参りをする「ご先祖様に感謝」④体の部位全てに「ありがとう」の言葉掛け⑤自分の部屋・階段の掃除⑥トイレ掃除⑦家族にラインをする「家庭愛和と幸福」⑧気づくと同時に行う⑨常にすなおな心を意識する⑩全て「これが良い」・「陽転思考」⑪いつも笑顔で明るく元気に生きる⑫日常生活を全て楽しむ⑬心はいつも青春(明朗・愛和・喜働)⑭人の悪を言わず・己の善を語らず⑮我欲を捨てる⑯分相応「謙虚に生きる」⑰人として正しいことをする⑱身なりを整える⑲乗り物の乗り降りは「お先にどうぞ」⑳1日に1個以上ゴミを拾う㉑プラス言葉を使用する㉒1日の食事は腹6分(1日2食・タンパク質)㉓筋トレ(自衛隊懸垂30回以上目指す)㉔Youtube動画を月2本アップする㉕後始末「反始慎終」
㉔は月2回だがそれ以外は毎日。そのうえで実践を毎日チェックし実施率を算出している。実施率を上げるには毎日やればよい=自己革新につながる。これは、相手を変えようとするのではなく、自らを変えていくことだ大事。まずはハードルを低く設定(1~2ヶの実施等)からスタートで良い。すべては、気づいたらすぐ実践することからしか物事は変わらない。
終
会員スピーチを聞いて。
斉藤智恵さんは入会前からゲストとして参加してもらってましたが、座るのは真ん中の最前列!この時点で意識の高さが目に見える行動だなと驚かされました。お子さんがまだ小さいがゆえに毎回は来れなくてすいません。と謙遜されますが本日は5時50分からの役員朝礼から参加、より一層学びを得ようと実践されている姿、スピーチはハキハキと時間が足りないくらい熱く話す姿に私が学ばせてもらいました。斎藤さんの活躍の場が広がることを祈念いたします。斉藤智恵さんありがとうございました。
講話を聴いて。
伊藤法人アドバイザーは世界75か国以上で一人旅を続けている方で、Youtubeで「タビビトゆうじ」チャンネルを開設。一人旅を中心にした普通でない視点での動画を多数配信されております。本日は数ある旅の中でもアフリカ一人旅のお話をしてもらいました。
私もアフリカに行った経験があるので非常に楽しみにしておりました。各国々の話から当時の情景が思い出され非常に懐かしい思い出が蘇った時間でした。伊藤アドバイザーは旅の中での自身が感じた違和感=倫理観をピックアップされ、この違和感こそ倫理の大事さや学びの奥深さがあるということを教えていただきました。ただ、楽しかった。ではなくその旅の最中で違った角度からの視点で見て感じたこと、気づいたことを行動、実践していて
今があることにつながっていることに驚きました。
日本の倫理観は質の高い日本の文化だと感じました。そして25の実践、私は何個できるのか…。倫理は真似することから始まると教えられました。口だけでなく実践・トライし深い人間を目指します。
伊藤勇二法人アドバイザー、本日は貴重なご講話ありがとうございました。
それでは皆さん、今年1年と本日も彩りのある1日にしてまいりましょう!
本日の参加人数:モーニングセミナー朝礼16名 モーニングセミナー27名
次回のご案内
2月6日(木) 6:30~ 山形国際ホテル6階
講師:北村山倫理法人会 会長 ㈲あぶらや 代表取締役 森 里史氏
テーマ:地域の寺子屋 倫理法人会を活用しよう!
本ブログの講話内容記載で誤り等がある場合は、HPお問い合わせ又は事務局
ycrinri@gmail.comまでお申し出ください。
